sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

私の人生回顧録統一教会編

 2007年6月に入ってすぐ、小野田の叔母から、末期のスキルス性の胃がんで入院している叔父について、「今月が精いっぱいかもしれない」という連絡があり、亡くなる前にもう一目あっておこうと、入院先の病院に叔母と一緒に行ってきました。小野田の叔母の家について叔母と合流して、車で移動する間、元嫁と叔母が話をしていました。
 「智ちゃん、あんた、家のことは大丈夫かね。母親が早く亡くなって、私が面倒見てきたけど、家の子とあまり教えてやれんかったからね。おまけにKちゃんは障害があるし、大変なんじゃないんかね」などと元嫁に問いかけてました。元嫁は「叔母ちゃん大丈夫いね。私は私で何とかやっちょるから」と言って、平然と叔母に対しても、嘘で塗り固めたことを言ってました。叔母が、元y目が日ごろ何をしているか、私の母からの連絡で知っているということも知らずに。
 病院に到着して、叔父が入院しているホスピス病棟に着くと、やせ細った叔父の姿がそこにはありました。叔父は自由に言う事のきかない体を引きずって、歩いて私たちを出迎えようとするので、私は「おじさん、寝たままでいいですから。無理をしないでください」と言って、私の方から叔父の方に行って、いろいろと話をしました。叔父も自分の命が残りわずかだということを理解していて、か細い声で「子供たちをかわいがってやれよ。俺にとっては、孫みたいなものじゃからな…」と言ってました。息子も次男も叔父のところに歩み寄って、次男は幼稚園で習った手遊び歌を歌ったり、幼稚園でのことを話したりしてました。
 そして、面会を終えて叔母を家に送って、帰宅の途に就いた私たち。車の中で元嫁が「叔父さんはね、昔、炭鉱の現場責任者じゃったんよ。じゃから、給料もたくさんもらっていてお金持ちじゃったんよ。お金を貯めて家を建てて子供を大学までやって、残りのお金は全部貯金しちょったんよ。でもね、ケチケチしてお金を貯めたらどうなるか、これであんたもよくわかったんじゃない?死んだらお金は使えんようになるんよ。そんなことになるよりか、統一教会献金して、お金を使ってもらった方がよっぽどかましじゃと思わん?」などと言ってくるので「じゃあ、お前が一人になって自分の金で生活できるようになったら、好きなだけ献金すればええじゃろうが。誰があんな詐欺野郎の言う事なんか信じるか!俺は前も言ったように無神論者なんだよ。神や仏に頼って生きて何になる?神や仏に頼って、問題が解決するんじゃったら、苦労なんかするか!それに、本当に神や仏がいるって言い張るんじゃったら、俺がいじめで苦しんでた時、いったい何やってた?俺がどんなに助けてほしいと願っても誰も助けてはくれんかったじゃねーか」というと、元嫁も返す言葉がなかったようです。
 そして私たちがお見舞いに行って暫くして、叔父が息を引き取ったっていう連絡が入り、私は夜勤明けで、そのまま葬儀場に向かい、元嫁が子供を着替えさせて、私の喪服を用意して山陽小野田市内の葬儀場に行って、叔父との最後の別れを済ませました。そして初七日の法要も一緒に済ませて、四十九日法要が7月20過ぎに行われることになりました。叔父の息を引き取ったときの顔は、がんによる苦しみから解放されて安らかな表情を浮かべてました。子供たちも、「おじちゃん、さようなら」と言って別れを告げて、私は夜勤明けで寝ていないということで、早めに家に帰って寝どこに着きました。