一昨年4月23日に起きた、知床観光遊覧船沈没事故の発生から2年が過ぎました。この事故は甲板から海水の浸入を防ぐためのハッチが完全に閉まっておらず、波や揺れが原因でハッチが開き、海水が船内に浸入し、沈没したものですが、安全管理が杜撰だった実態が明らかになりましたよね。それで運営していた会社の社長も誠意のある対応をしているとは言えず、来月に遺族が賠償を求めて、札幌地裁に提訴することが明らかになりました。札幌地裁がどこまで会社の責任を認めて、賠償がいくらくらいになるのか、注目されますね。
交通機関は、乗客の命を預かっているということを肝に銘じないと、このような悲惨な事故が繰り返されてしまいます。これくらい大丈夫だろうとか、少々大丈夫とかは許されません。安全手順は必要だから定められているわけで、それを無視したら事故が起こるのは当たり前です。安全こそ全てに通じることを忘れずに安全運行してもらいたいです。
