2002年の幼稚園の三学期が始まって、一番大きなイベントといえば音楽発表会。何の曲を演奏したか、私も12年も前のことなのではっきりと覚えていないんですが、息子は音楽発表会の練習を楽しくこなしていたようです。そして、音楽発表会の当日、私はあらかじめ両親にも連絡をしておいたんですが、元嫁との確執の影響からか、両親は見にくることなく、私たちだけでの観覧ということになりました。せっかく息子が頑張っているところを見せてあげられると思っていたんですが、元嫁のやったことが原因で、ビデオに撮影して、それを実家で見るということになりました。息子は、みんなと一緒になって鍵盤ハーモニカを吹いて、演奏してました。息子が、音楽発表会を無事に終えることができたのも、一緒のクラスに在籍する子供たちや担任の先生の頑張りがあったからだと思います。本当に息子がここまで一つの事をやり遂げることができたんだという思いでいっぱいでした。
ただ、元嫁は幼稚園から帰ってもブスーッとした不機嫌な顔をしてました。その理由は、私の両親が見に来なかったこと。「やっぱりあんたの親は私たちの子供なんか可愛くないんよ。だから誘ってもみに来んかったんよ」と。なんで、私の親が見に来なかったか、その理由さえも理解できていない元嫁に対して、返す言葉もなかったです。はっきりいって呆れて物も言えなかった。そういう状態です。自分の息子を可愛がってもらいたかったら、自分が態度を改めろよ。そう思った私です。
そして、音楽発表会の様子を写したビデオを持って、実家に行くと、みんな息子の頑張りをほめてくれました。やっぱり自分の孫が頑張っている姿を見るのは、祖父母としても嬉しいですよね。こうして、私の両親と元嫁の間で確執を抱えたまま、幼稚園の一年は終わろうとしていました。
