sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

仙台中学2年男子生徒自殺・遺族の訴え

 仙台市泉区の市立中学校2年生の男子生徒が命を絶ってから1年。市教委第三者委員会が自殺といじめとの因果関係を調べていますが、いじめの内実や加害者の特定など、核心部分に踏み込む気配がないそうです。一周忌を前に取材に応じた遺族は「答申に必ず「いじめ」の文言を入れ、実態を解明してほしい」と訴えています。

消えない違和感

「加湿器を倒して水が床にこぼれたから、タオルをちょうだい」

2016年2月2日夜、お母さんは息子さんとのやり取りを今も鮮明に覚えているといいます。
 
数時間後、タオルは息子さんの首に巻かれていました。「あの日が来るのが怖い」。消え入るような声でお母さんはそう言ったそうです。

男子生徒は感情を素直に表し、家族を和ませる存在だったそうです。目的地を伏せ、家族でディズニー欄dに行った際は、「目を輝かせて喜んだ」とお父さんは話しています。

異変を感じたのは、中学2年の15年6月。運動部の後輩3人から、自転車のハンドルを曲げられる悪戯をされたそうです。
同年12月には「部活の後輩から「整形しろ」「死ね」と言われる」と打ち明けたそうです。お母さんが学校に相談したそうですが、状況が改善しないまま、2カ月後に自らの命を絶ちました。

直後に記者会見した高調波調査を約束しつつ、「現時点でいじめがあるとは認識していない」と話したそうです。お父さんは「詳しく調べる前に、なぜいじめがなかったといえるのか」と思い、今でも違和感が消えないと話しています。

先生 隠蔽工作
学校は、親身に対応してくれたように思えたそうです。その裏で教員が同級生宅を訪れ、生徒に関するLINEの履歴画像の削除を命じていたと、あとで知ったそうです。お父さんは「先生が隠蔽工作をするなんてショックだ」と話しています。

芽生えた不信感は、専門委や市側にも向けられました。両親は息子さんから聞いた複数の「加害生徒」の名前を告げたそうですが、専門委が聞き取り調査をした形跡はないといいます。徹底調査を求め、奥山恵美子市長に新たな専門委の設置を求めたものの、満足できる返答は得られなかったそうです。

専門委は「強制力がなく、聞き取りを拒まれたら権限がない」と説明。近くまとめる答申で、いじめの具体例や加害生徒の特定は困難との認識も重ねて示し、遺族は焦りといら立ちを募らせています。

お父さんは「きちんとした調査が実施されなければ、息子の死を到底、受け入れることはできない。このままではいじめても「おとがめなし」という誤ったメッセージを発信することになる」と危機感を強めているそうです。

この事件でも、学校や専門委などの対応の鈍さが報道されてますね。ご両親は、加害生徒の名前を知っていて、それを専門委や市側に伝えたということですが、強制力がないため聞き取りを拒まれたら権限がないというのであれば、なぜ警察などの捜査機関に通告するなどの対応をとらないのでしょうか。警察と専門委側が共同で調査・捜査に当たれば事実関係が解明できるのではないかと思うのは、私だけではないと思います。それに学校の校長にも問題ありですよね。まだ調べてもいない段階でいじめの認識はなかったと発言していますが、そういうことは、きちんと学校内で調査をしたうえでの発言でしょう。結局は、この校長も、自分が在任していた間に「いじめは存在しなかった」ということにしたかったんだろうと思います。結局は校長も、専門委もいじめがあったと認定してしまえば、自分の首が飛ぶことを恐れていたのではないかと思います。でも、ハッキリ言わせてもらいます。校長も専門委も自分の事よりも、まず生徒の安全・命を守ることに全力を傾けろって言いたいです。そして、いじめがあったと認めて、加害者に対して、きちんとした謝罪をさせるべきです。そんなこともできないでいじめの具体例や加害生徒を特定するのは困難だなんて、簡単に行ってもらいたくないです。