sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

私はマララを読んで

 この前の木曜日に、ネット通販で買ったマララ・ユスフザイさんの著書、私はマララをおとといと昨日で全部読んでみました。
 彼女の生まれたスワートというところの様子や、お父さんが教育熱心だということ。家族のことやタリバンが台頭してきたときの様子や、スワートがタリバンに占拠されたときの様子。銃撃に怯えながらも学校に通った日々のこと。タリバン掃討作戦と称したパキスタン軍の侵攻。オサマ・ビン・ラディン容疑者殺害のときのことや、スクールバスに乗っていて銃撃を受けたときの様子や、病院に搬送されて懸命な治療を受けながらも生死の境をさまよったときの様子などが克明にかかれてました。彼女のお父さんも素晴らしい人で、学校経営者であるお父さんがマララさんに教育を受けさせるために奮闘する姿も書き綴られてます。
 そして彼女が、女性の教育の普及に何故懸命に取り組んでいるのかということも自分の信念に基づいてかかれてました。
 そして、マララさんが小さかった頃の写真や、パキスタンタリバン運動の指導者であったファズルラーが現れた当初の様子や、タリバンによる公開の鞭打ち処刑の様子、タリバンによって爆破された学校・襲撃事件の現場となったスクールバス(襲撃されたときに飛び散ったと思われる血痕が生々しく写ってます)・そして、病院に搬送されて治療を受けているときの様子などの写真も掲載されています。
 そして、今の彼女の夢や心情もかかれてありました。今は政治家になって国民のために頑張りたいという夢を抱いているそうです。やはり、彼女は生まれ育ったパキスタンのスワート地区ミンゴラに戻りたいという思いもあるようですね。故郷に残してきた友達などのことが、気になるようです。
 
この本を読んで、今私たちが暮らしている環境が如何に恵まれているかということを痛感させられました。学校に通うのに女の子だからという理由だけで、命を狙われることもないですし、自分の思っていることを、よほど社会的におかしなことでもない限り、自分の意見として発表することもできます。なのに、今の日本の学校では、生徒同士でいじめあうだの、教師が生徒に対して体罰をふるうだの、そういった問題が次々に発覚しています。私は日本の教育関係者にも、ぜひこの本を読むことを勧めたいです。
 
最後に、この本が強く訴えているのは、もっとも怖いのは無知であるということということです。物事を知るということの大切さを強く訴えています。
 
 
数学が苦手だということになんか親近感を感じた私です。私も数学が大の苦手だったですから。