会社のリフレッシュ休暇を使っての家族ドライブ。初日は伊那谷のふもとにある昼神温泉で疲れを落として、翌日は園原インターから中央道を通って岡谷インターで降りて、ビーナスラインを通って軽井沢を目指しました。途中の駒ヶ根付近では駒ケ岳がくっきりと見えて、美しい山容を披露してくれました。この駒ケ岳、私はJR飯田線の駒ヶ根駅からバスに乗ってしらび平まで乗って、駒ケ岳ロープウェイに乗り換えて千畳式まで行ったことがあるんですが、駒ヶ根駅から乗ったバスはかなり険しい山道を通るので、乗り物酔いをされる方は酔い止めを用意して言ったほうがいいかもしれませんね。私が行ったときは日本カモシカが見られるというおまけまでついてました。千畳式駅は日本に存在する駅の中で、一番標高の高いところにある駅で、GWに行ったんですが、まだ冬の装いでした。千畳式周辺を散策してみたんですが、氷河期に作られたカール状の地形が見られて、かつてここが厚い氷河に覆われていたことを物語っていました。
その駒ヶ根を過ぎて岡谷インターで中央道を降りて、ビーナスラインを走ると、やがて東洋のスイスとも称される諏訪湖湖畔に出ます。諏訪湖というと冬のときに見られる御神渡が有名なところです。ここは日本3急流のひとつに数えられる天竜川の源流で、ここからはるか太平洋目指して流れ下っていくことになります。ちなみに天竜川流域の伊那谷地方には田切という地名が数多く存在します。大田切・小田切・白田切などがその代表例ですが、この田切という地名は南北に細長くのびた伊那谷の両側は東側に南アルプス・西側に中央アルプスの山がそびえており、その標高の高い山から天竜川に勢いよく川の水がたぎり落ちるように流れるさまからついたということです。地名からもこの地方の地形の険しさが伝わってきますね。