sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

私の人生回顧録結婚生活編

 幼稚園での一件があっていこう、私が元嫁に対して厳しい態度で、普段の自分の行動・言動を見つめなおすように注意して、それからは少しずつではありますが言動も、攻撃的な言動が減って、態度も変わってきたのかなぁという感じを受けていた2000年の年末。この頃の私たちの家族にとって大きな課題だったのが、4月からどこの幼稚園に通わせるかということでした。自閉症という障害の可能性がある。しかもこの前の幼稚園の一件で、元嫁は間違いなく、要注意人物としてマークされている。しかし、何か行動を起こす前からしり込みしていても仕方がないので、市内の幼稚園で、車で通える範囲にある幼稚園は片っ端から相談してみました。しかし、どこも、障碍児を受け入れたことがないということで断られてしまい、最後に残ったのが家のすぐ近くにある幼稚園と、家から車で5分ほどのところにある幼稚園でした。特に熱心に話を聞いていただいたのが車で5分くらいのところにあるT幼稚園です。この幼稚園の延長先生に話を聞いたところ、この幼稚園でも今まで障害児を受け入れたことはなかったそうです。ただ、これからは障害児教育にも本腰を入れて取り組もうと、職員会議で決めたところだったみたいで、私が「息子には自閉症と言う障害があるかもしれないんです。まだ正式な診断は出ていませんが、精神科医の先生の予備診断や専門家の話などを総合的に考えると、、たぶん間違いはなさそうです。それに自閉症はその発生のメカニズムも解明されておらず、根本的な治療法法もない障害です。」と、私が知っている限りのことを説明しました。幼稚園の園長先生は、「それなら今から教員に対して勉強させます。みんなで力を合わせて息子さんも、お父さんお母さんも、教員も、みんな一緒に成長していきましょう」と言っていただけました。最後の最後で幼稚園の入園先が決まり、ほっとしたしだいです。このことを私の両親に話すと「無事に決まってよかったね。この前のことがあってから、どうなるかと心配してたけど、無事に幼稚園には入れるんじゃね」と喜んでくれました。そして、私は仕事の有給をとって、ムスクが通うことになる幼稚園の様子を見ておきたいと思い、幼稚園に許可を取って普段の様子を拝見させてもらいました。子供たちが元気に遊んでいる様子等生き生きとした子供たちを見ていて、ここで息子も楽しい幼稚園生活が送れたらいいなと思いながら家に帰った私でした。
 光と共に・・・を読んでいて思ったのが、障害児を育てるという観点から、障害のある乳幼児を預かってくれる施設が少ないということを実感させられたことです。ひかるとともに・・・では、光君が幼稚園に入園する年になってもなかなか受け入れ先が見つからなくて大変な様子が描かれていましたが、それは私たちも経験しました。本当に障害のある乳幼児を受け入れてくれるところは、まだまだ少ないです。息子は通える幼稚園があっただけでも幸せだったのかもしれません。