sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

いじめ認知22万件

 今日の新聞の朝刊に一面に掲載されていた記事です。文科省のまとめで、いじめ認知件数が昨年度最多の22万件にのぼり、不登校も3年連続で増えたということが報告されていました。
 文科省は27日、全国の小中高校などを対象に、いじめや不登校の状況を調べた2015年度「問題行動調査」の結果を公表しました。いじめの認知件数は14年度より36486件多い224540件で過去最多となったそうです。文科省は「いじめを積極的に把握する意識が浸透し、掘り起しが進んだため」と分析しています。このほか、不登校は小中学校で計126009件と3年連続増加し、長期化の傾向も見られたということです。小学校ではいじめ、不登校・暴力行為がいずれも過去最多となったということです。
 発表によると、いじめの認知件数は小学校が151190件(前年度122734件)・中学校59422件(前年度52971件)・高校12654件(前年度11404件)などとなっています。いずれも「冷やかしや悪口、脅迫」が最も多く、高校では「パソコンや携帯電話で誹謗中傷」も目立ったということです。いじめ防止対策推進法で定める「重大事態」は前年度より136件少ない313件だったそうですが、生命や心身に大きな被害を及ぼした疑いがある事例は37件増の129件で、依然として深刻ないじめが頻発している様子がうかがいしれます。
 一方、年間30日以上欠席する不登校は小中学校で126009人。3年連続で増加し、このうち57.4%が90日以上欠席していました。
全児童生徒に占める不登校の割合は1.26%で、原因は「不安」(30.6%)や無気力(30.2%)が目立っているそうです。小中高校の暴力行為は2717件増の56963件で、全体の63%が児童生徒・14%が対教師だったということです。

依然として深刻な状態にあるいじめの件数。私はまだ埋もれて発見・認知されていないいじめがあるんじゃないかと思います。何度も繰り返すようですが、いじめをなくすためには、まず大人がその見本を見せないといけないのではないかと思います。会社や組織の中でもパワハラなどのいじめが横行しており、こちらも看過できない状態になっています。そのような状態でパワハラをやっているような大人の背中を見て育った子供が、いじめに加担することもあるんじゃないかと思います。
 何度も言いますがいじめは犯罪です。相手の人権を踏みにじり、最悪自殺にまで追い込む極悪非道な犯罪です。自分は冗談のつもりでも、相手は冗談とは受け止めていないことだってあります。相手が「いじめられている」と感じたら、その時点でいじめは成立するんです。絶対にいじめはなくさなければいけません。そのために大人である私たちが何をするべきか、しっかりと考えていかなくてはいけないと思います。

 私が子供たちに口酸っぱく言って聞かせているのが「自分がやがて結婚して、子供が生まれたときに、その子供に対して胸を張って言える生き方をしなさい」ということです。いじめの加害者に言います。あなたは今いじめをやっていて面白いですか?楽しいですか?今自分がやっていることを自分の子供が行ったら、その時どうするんですか?今自分がやっていることをほかのだれかに胸を張って言えますか?自分が犯罪者になる前に、今自分がやっていることをもう一度よく見つめなおしてください。