4月14日に前震が、16日未明に本震が発生した熊本地震から今日で一か月が過ぎました。この地震では、改めて直下型地震の怖さを見せつけられた気がします。最大震度7を2度記録し、その後も複数の断層が複雑に入り混じって活動を続けており、余震の発生回数は1300回を超えています。南阿蘇村では大規模な土砂崩れが発生するなど、甚大な被害も発生しました。企業活動にも大きな影響を与え、未だに再開のめどが立っていないところもあります。
一向に収まらない余震活動が続く中で、懸命な復旧・復興工事が進められていますが、今喫緊の課題となっているのが、被災された方の住居の問題でしょうか。仮設住宅の建設も始められていますが、完成まではおよそ一か月かかります。その間に震災関連死で亡くなる方がいなければいいんですが、余震が怖くて車の中で寝泊まりをしている方もいます。その中で一番心配されるのが、エコノミークラス症候群でしょうか。体力のないお年寄りや幼い子供に、体をこまめに動かすように言っても、無理なこともあります。一日も早く避難されている方が、安心して暮らせる住居を完成させてほしいなと思います。