昨夜遅く、福島県相馬市や、宮城県蔵王町などで最大震度6強の揺れを伴う地震が発生し、150人以上の人が負傷しました。また、後半位で揺れが観測され、建物や鉄道や高速道路などのインフラにも大きな被害が出ていて、福島・宮城県内の在来線が軒並み止まった他、東北新幹線が那須塩原と盛岡の間で運転を見合わせていて、復旧には10日ほどかかると見られています。
また常磐道の相馬インターチェンジ近くの道路脇の法面が崩れて、上下線を完全に塞いでしまっていて、こちらも懸命な復旧作業が行われてます。
この地震は東日本大震災の余震と見られていて、今後しばらくは震度6強の余震が発生する恐れがあるとして、警戒が呼びかけられています。
今回は真夜中に発生したため、余計に地震の揺れる時間が長く感じられたのではないでしょうか。現地の方の中には、東日本大震災を思い出したと言われる人もいましたが、あの地震を思い出して、フラッシュバックなどを起こしている人もいらっしゃるかもしれません。どうか早く心が落ち着かれますように。
今回は大きな地震だったにも関わらず、津波が発生しなかったのが不幸中の幸いだったのではないかと思います。
この地震で津波が発生し、再び沿岸部を襲ったら…。福島原発事故の現場を襲っていたら…。考えただけでもゾッとしますね。
コロナの感染がまだまだ収束しない中での避難となります。避難で疲れが高まると感染のリスクも高まります。感染しないように気をつけていただきたいと思うのと、今後の地震で建物が倒壊する恐れもあります。また、明日は雨風が強まるという予報も出ていますので、少しの雨でも土砂災害が発生する可能性もありますので、どうか厳重に警戒してくださいね。早くの復旧と、怪我をされた方に心よりお見舞い申し上げます。
