sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

100人以上がいじめを認識・天童市の中一死亡事故

 今月の7日に天童市南小畠丁目の山形新幹線で、市内の女子中学生がつばさにはねられて死亡した事故に関連し、学校が全校生徒を対象に行ったアンケートで、全体の4分の1に当たる、100人以上の生徒が女子生徒に対するいじめの存在について「目撃した」「聞いたことがある」と回答していることが明らかになりました。市の教育委員会への取材で明らかになったようです。学校側はいじめは確認できていないとしていましたが、学校内ではかなりの範囲で知れ渡っていた可能性があると指摘されています。
 市教委によるとアンケートは15日に行われ、生徒およそ530人が回答。このうち、「うわさで聞いたことがある」などを含めて、100人以上の生徒がいじめについて記述したそうです。「いじめを直接知っている」という回答も十数件あったそうです。内容は明らかになっていませんが、生徒への暴行はなかったようです。
 
女子生徒が死亡した時点で、この中学校の校長は「これまでの学校生活に問題はなく、いじめも確認されていない」と説明。しかしその後、●母親が1学期にいじめを心配して相談を寄せていた●昨年9月の調査で、女子生徒が友人関係について不安を訴えていた~ことが明らかになったそうです。
 
市教委は教職員を対象にしたアンケートを17日に実施していて、その結果を踏まえて、教職員の認識について詳しく調べる方針だそうです。
 
この事件、全校生徒の4分の1の生徒が知っていて、それで、学校側はいじめの認識はなかったというのは、あまりにもギャップがありすぎるように思います。これだけの人数の生徒が知っていたのであれば、当然どこかしら教員の耳にも入っているはずで、いじめをいじめとして認識できていない教員の生徒指導に対する甘さがあったのではないか?逆に教員がまったく知らなかったというのであれば、それだけ生徒のほうに目を向けていなかったということで、校長も含めて職務怠慢だったのではないでしょうか。明らかにこれだけの生徒がいじめについて認識をしていたにもかかわらず、防げなかったのはいじめた加害者は重い代償を払わなくてはならないのは当然のこと、教員も防げなかった責任は重いと思います。この事件、教員がしっかり目を向けていたら失われずに済んだ命だったんではないか。そんな感じがします。