九州
旅行記の続きです。
都城で一泊して、
日豊本線を
鹿児島中央まで走って、そこから隼人に引き返して、
肥薩線経由で八代まで出たあと、
肥薩おれんじ鉄道経由で
鹿児島中央に泊まるコースを取りました。
肥薩線の主要駅で、
吉都線が分岐する吉松駅です。
吉都線から、
肥薩線の吉松駅の次の
真幸駅までの乗車券は、きっと真の幸せがあるということで、縁起切符として知られています。私が訪れた2011年は
肥薩線全通100周年だったようです。
吉松駅のすぐ近くにはSLC-55型52号機が展示されていました。
肥薩線ともゆかりの深い機関車だったようですね。できれば
矢岳越えに挑むSLの雄姿を見てみたいですね。
それと、吉松駅でお勧めなのが、駅のすぐ近くの商店、宮下製菓さんでのみ販売されている汽笛饅頭。私は車でここを訪れたときに、お土産に買って帰ったんですが、ほんのりと塩味が聞いたお饅頭で、素朴な味わいがしておいしかったですよ。ぜひこちらに行かれた際にはお土産にお勧めです。
三段式の
スイッチバックの途中から見た
真幸駅の様子です。大勢の地元の人が列車を出迎えていました。ここからかなり急な勾配を上って
矢岳越えに挑んでいきます。
ディーゼルカーでも難所のようで、かなりスピードは落ちます。そのぶんゆっくりと景色を堪能できる・・・はずだったんですが、この日は生憎の雨模様でした。
狩勝峠越え・
冠着越えと共に日本の三大車窓展望のひとつに数えられる景色なんですが、このような天気で視界は悪かったです。
時代を感じさせる古い
矢岳駅の
駅名標。SLひとよしの先頭に立つ8620型
蒸気機関車も、かつてはここに展示されていました。
スイッチバックの途中で写した
大畑駅の駅舎。
大畑駅は
ループ線の途中に三段式の
スイッチバックのある駅として有名です。かつては特急や急行も運転されていましたが、今では観光列車「いさぶろう」「しんぺい」号を除くと、完全なローカル線となっています。
そして急勾配を駆け下りて、
人吉駅に到着。次の
肥薩線の列車まで待ち時間があるので、
くま川鉄道に乗って湯前まで往復して来ました。そのときの様子は次回のお楽しみです。