sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

JR各社オススメの路線パート3

 前回から少し間が空いてしまいましたが、今回はJR四国と九州のオススメ路線を紹介したいと思います。
 まずはJR四国からですが、土讃線予土線をお勧めしたいと思ういます。
 土讃線は四国の交通の要衝である多度津から四国山地を横切って、太平洋岸に出て山間の窪川までを結ぶ路線ですが、多度津を出ると琴平までは讃岐平野を走っていきます。琴平を出ると次第に山がせまってきて、讃岐財田を出ると県境を越えて徳島県に入ります。そして土讃線に二箇所存在するスイッチバックの駅である坪尻に到着します。このあたりは池田盆地に向って高度を上げているところで、急勾配が断続します。そして、箸蔵→佃間で四国一の大河吉野川を渡ります。ここから繁藤付近までは吉野川が形成した渓谷美を堪能することができます。阿波池田を出ると、土佐山田まではトンネルが断続し、数多くのトンネルを潜り抜けていきますが、その合間から見える吉野川の流れは非常に澄んだ色をしていてきれいです。特に大歩危小歩危付近の峡谷は見るものを圧倒する美しさです。その渓谷美をしばらく堪能したあと、繁藤で分水嶺を越えて急な下り勾配で土佐山田へと下っていきます。途中新改には二箇所目のスイッチバックが残されており、普通列車に乗ると、一旦引込み線に入った後、ポイントを渡ってホームのある側線に入り、出発して行くという光景が見られます。
 土佐山田で急勾配からしばらく開放された線路は、」高知平野を西に向かって走り出して、後免で土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線と接続。高架線を登って高知に到着。駅前からは路面電車も発車しています。このままさらに西に進んで伊野を過ぎて、須崎付近では太平洋を眺めることもできます。そして、太平洋から離れて、再び山間の中には行って行くと、終点の窪川に到着いたします。窪川から先、予土線と、土佐くろしお鉄道中村線が接続しており、予土線からは四万十川の清流が、土佐くろしお鉄道に乗ると、太平洋の絶景が楽しめます。

予土線予讃線北宇和島土佐くろしお鉄道の若井の間を結ぶ路線ですが、列車は宇和島まで乗り入れており、若井から先も窪川まで乗り入れています。
 北宇和島を出ると、軽便鉄道の規格で線路が敷設されたので、急カーブが断続し、スピードもかなり低く設定されています。北宇和島から先は山里の風景が続く長閑なローカル線で、江川崎まではのんびりと走っていきます。そして江川崎を出るといよいよ日本最後の清流とも言われる四万十川に添って走っていきます。美しい清流の流れを眺めながらの旅は最高に気持ちのいいものです。観光客向けにトロッコ列車も運転されており、人気のある列車となっています。春休み期間中は桜の花と清流四万十川を眺めながらのたびを堪能することができますよ。

JR九州のオススメ路線は久大本線長崎本線豊肥本線肥薩線をお勧めしたいと思います。
まずは久大本線ですが、久留米を起点に大分までを結ぶ路線ですが、途中、温泉で有名な日田や由布院・湯平などが点在し、観光路線としての色合いが濃い路線です。
 久留米を出ると南東方向に進路をとり、三納連山を左手に見ながら平野部を走り抜けて、園芸の街として有名になった田主丸へ。筑後大石を過ぎて細い流れとなった筑後川とともに県境を越えて夜明けに到着。ここは日田彦山線の分岐駅で、日田まで走っています。日田を過ぎると温泉で知られる天ヶ瀬に到着。そして玖珠盆地の中心である豊後森に到着。さらに九重の入り口に位置する豊後中村を過ぎると、水分峠を越えて由布院へ。ここは一大観光スポットとなったところで、豪華寝台列車ななつ星も、観光のため長時間停車をします。この駅はいつも観光客がたくさん訪れるところで、駅前も賑わいを見せております。その由布院を出て由布岳を望みながら温泉地として知られる湯平へ。さらに進んで行くと次第bに市街地が見え始めて大分市内に入り、高架に駆け上って終点の大分に到着いたします。

長崎本線鹿児島本線鳥栖から佐賀・肥前山口肥前鹿島・諫早を通って長崎にいたる路線ですが、途中の肥前山口までは平野部をほぼ西に向かって走っていきます。そして、交通の要衝である肥前山口を出ると、」佐世保線と別れて南に進路をとり、有明海沿いに沿って諫早まで走っていきます。この区間は山が海岸付近まで張り出した地形をしているため、かなり急カーブが連続し、883系振り子式の特急方車輌は、この区間の高速化を目指して開発された車輌です。一方の普通列車は急カーブに車輪を軋ませながら走るので、日本一の遠浅の海をゆっくりと楽しむことができます。諫早大村線と合流し、長崎本線は喜々津からさき、長与経由の非電化路線と、市布経由の新線と二手に分かれます。景色を楽しむのであれば、大村湾にそって走る長与経由の路線がオススメです。かつてはこちらのほうが、長崎に向うメインルートだったんですが、急勾配が介在する上に市布経由よりも距離が長いため、新線が建設されて、メインルートからはずれたんですが、長崎市街の拡大によってこちらのほうにも宅地化が行なわれて利用者も比較的多い区間です。一方の新線区間はトンネルが多く、景色はあまり恵まれません。
 二つの長崎本線は浦上で合流し、終点の長崎に到着します。長崎事態がエキゾチックな雰囲気のある町で、数多くの観光名所が点在しています。観光に便利なように路面電車も頻発しており、観光輸送に活躍しています。。

豊肥本線は大分から世界最大のカルデラ火口を持つ阿蘇山を横断して熊本にいたる路線です。大分から高架を駆け下りて、日豊本線と別れると大分市街地を走り抜けて次第に山深い風景へと変わって行きます。途中原尻の滝で有名な緒方を過ぎて滝廉太郎の名曲荒城の月で有名な竹田城址のある豊後竹田に到着。ここの駅は白壁つくりになっており、観光拠点にふさわしい風格が漂っています。豊後竹田を出ると、普通列車の運転本数は極端に少なくなり、さらに、阿蘇山の外輪山を右へ左へカーブを描きながら登っていきます。そしてJR九州で一番標高の高い波野を過ぎて阿蘇の外輪山を超えて火口の中に入っていきます。宮地からは山並みハイウェイが分岐しており、由布院を経て別府に向う観光ルートが整備されています。そして、阿蘇観光の拠点である阿蘇を過ぎると三段式スイッチバックで有名な立野に到着。ここから外輪山の唯一の切れ目であるルートを下って熊本に向います。この路線も観光輸送が大きなウェイトを占めていて、ななとぼしもこの路線を通過します。

最後に紹介するのが肥薩線です
肥薩線鹿児島本線の八代と日豊本線の隼人を結ぶ路線で、景色は大きく人吉までの球磨川に沿った区間・人吉から吉松までの矢岳越えの区間・隼人までの霧島連山を望む区間に分かれます。

八代を出ると球磨川に沿ってさかのぼっていきます。日本三急流のひとつに数えられるだけあって、車窓から眺める球磨川の流れは、かなり急です。白い岩にえめらるぢオグリーンのすんだ水が流れる様子は絶景そのものです。途中、球磨川船下りの船を見ることもできます。そして、球泉洞からは九州一の規模を誇る球泉洞へ行くこともできます。また、途中には、縁起切符として知られる一勝地があり、受験シーズンになると入場券がよく売れるとか。そして春になるとさくらのトンネルとなる渡→西人吉間を走って、人吉に到着。ここからは球磨川鉄道が、そのまま直進する形で発着しています。肥薩線は、ここから向きを南に変えて33‰の急勾配が延々と続く急勾配を上って、ループ線と三段式スイッチバックで有名大畑に到着。ここで急勾配を上るのに一息ついた後、さらに急勾配を上りつめて矢岳に到着。ここからは一転して急な下り勾配となります。して、三段式スイッチバックと美しい庭園風のホームがあることで知られる真幸に到着。この区間では」日本三台展望のひとつである矢岳越えの風景が楽しめます。その矢岳越えを終えて吉松に到着。吉松駅前のお店では、ここでしか販売されていないきしゃぽっぽ饅頭が売られています。吉松をでると進行方向不意だ梨が和に霧島連山の山並みを見ながら高度を下げていき、真正面に桜島が見えてくるようになると、終点の隼人に到着いたします。

もうすぐ春休み。青春18切符を使ってのんびりローカル列車の旅に出かけるのも、思い出の一ページになっていいものですよ