sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

いじめ確認件数198000件

 今日の新聞に大きく掲載されていたいじめの件数。全国の小中高と特別支援学校で昨年度確認されたいじめの件数が198108件だったことが文科省の問題行動調査の結果分ったそうです。1985年に調査を開始して以来もっとも多い件数だそうです。大津氏で中学生が自殺した事件で大きな社会問題になり、学校などが早期把握に取り組んだ結果と見られます。
 
文科省の担当者は「いじめ自体の増加というより、学校が確認に務め、実態に近づいたのではないか」と言っています。
 件数の地域差は大きく、どこまで実態が反映されたか疑問も残るとしています。一方、いじめを解決できた割合は89%で前年度より9%高くなったそうですが、未解決も1割残ったといいます。
 内訳は小学校が117383件(前年比3.5倍9中学校が63634件(同2.1倍)高校が16274件(同2.7倍)など。学年別では多い順に中1→29574件・小4→21913件・中2→21802件。
 行為の内容は多い順に冷やかし・からかい・悪口→127305件・軽い暴力→42310件・仲間はずれ・無視→42283件。
 いじめを確認した学校は57%このうちいじめ把握のためにアンケートを実施した学校は97%・個別面談をしたのは84%で、いじめが確認されなかった学校より4~」5ポイント高かったそうです。
 都道府県別では31都道府県で確認件数が前年度の2倍を超え、嘉穂島権が全国最多の32167件で前年度の81倍一方最小の佐賀県は207件にとどまったとされます。これは決して鹿児島県の教育環境が悪いわけではなく、鹿児島県がいじめの把握に真剣に取り組んだ結果だと思います。ただ、把握方法などに地域でばらつきがあるため、どこからいじめと認定するのかの違いも影響していると考えられます。小中高校の自殺者は196人で、いじめが原因と分っているのは6人だけだそうです。
 日本全国で2日に一人以上の小中高攻勢が自殺をしているというのは驚くべき数字だと思います。私もいじめが原因で自殺しかけた経験があるので、いじめで苦しい気持ちはよく分ります。いじめから逃れるために最後に残された道が自殺という道なんです。だからいじめで自殺した子供たちが弱いだなんて私は思えません。逆に頑張っていじめに耐えてきた強い子供たちなんだと思います。だからこそ私が伝えたいのは、死んでしまったら何もかもおしまいだよ。生きていじめたやつらを見返してやろうよ。私自身、いじめた相手に対して絶対見返してやる。そう思って精神的に不安定な状態になりながらもどうにか生きてきました。いじめたやつらには絶対まねのできないことをやり遂げてやろうと。それが、私にとっては日本全国全都道府県訪問ということでした。これを達成したとき、胸につかえていたものがスーッと消えていったのを今でもはっきりと覚えています。今私はいじめた相手のことを恨んで自殺なんかしなくてよかったといえます。そして私は子供たちに何度も言って聞かせているのが、自分の子供に胸を張って言えるような生き方をしろということです。これは私の人生哲学でもあります。自分に後ろめたいことがあると、子供に対して胸を張って自分はこうだなんて言えませんから。
 ちなみに山口県の効率の小中では毎週「いじめを受けていますか」というアンケートが実施されているそうです。やはりきっかけは大津市の中学生自殺事件だそうです。
 県教委は不定期で実施していたアンケートを昨年9月から毎週に切り替えたそうです。いじめの早期発見に加え、根絶へのムードを作るためでもあるようです。自動・生徒に対していじめについて頻繁に考えさせることで、いじめ=いけないことという意識を高めるのが狙いです。こういった取り組みが各地で実施された結果、今回の調査結果になったものと思われますが、子供の世界でも大人の世界でもいじめというのは姿形を変えて、存在します。いじめ=相手の人権を踏みにじる行為ということが分っていても、なくならないのは、人間の心理の中に自分よりも力の弱い者・立場の弱いものを確保しておきたいという思いがあるのかもしれません。こういった汚い行為は早く根絶してもらいたい。そう願います。
 単純に考えて、私が味わった同じ苦しみを日本全国で198000人の子供たちが味わっている。そう考えたら異常な状態じゃないか。私はそう思います。私は次男に繰り返し聞くのが、学校の中でいじめはないか?次男自身がいじめられてないか?いじめを見たり聞いたりしたことはないか?会う度に聞いてますが、今の所次男が知る限りではいじめは次男の周りには存在しないようです。私が苦しんだぶん、子供たちには学校というのは楽しいところなんだという思いを抱いて、次のステップに進んでほしい。これが親としての偽らざる気持ちです。