sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

新聞の連載記事

私の家でとっている新聞の紙面に、連載記事で、イスラム過激派のテロ組織、ボコ・ハラムに襲撃されて、性奴隷としてボコ・ハラムの戦闘員と幼くして拉致され、無理やり結婚させられた女性や、襲撃を受けた村の惨状や、ボコ・ハラムの再襲来に怯えながら暮らす人々のことが書かれています。

ボコ・ハラムは、西洋の教育は罪だと言って、ナイジェリア国内のキリスト教徒や、キリスト教関連の学校に通う女子高校生を拉致監禁し、長期間に渡って拘束し、レイプしたり、政府軍との戦闘に駆り出させたりしていて、多くの被害者を出しています。また、命からがら脱走して難民キャンプに逃げ込んでも、そこでもテロ組織の戦闘員の元妻として、差別的な扱いを受けて、何重もの苦しみを味わっている現状が報告されています。

ボコ・ハラムはIS(イスラム国)との繋がりも深く、ISに忠誠を誓うなど、危険なテロ組織として恐れられていて、再びテロを起こすのではないかと警戒が続けられています。

 

このようなイスラム過激派のニュースを見聞きする度に思うのが、アッラーはこのような殺戮を喜んでいるのかという事です。過激派のテロ組織は、ジハード(聖なる戦い)などと言っていますが、コーランは人の殺戮などを容認するようなことは説いていないと思います。ボコ・ハラムなどの過激派は、アッラーの教えを捻じ曲げて拡大解釈し、自分たちにとって不都合な理念や宗教は排除しても構わないと考えているのではないかと思います。

ボコ・ハラムは、西洋の教えは罪だと言っています。女性には教育を受ける権利は必要ないと言っています。でも、ボコ・ハラムを主導する奴らも、女性がいなければ教育を受けるどころか、生まれてくることすらできなかったわけで、こう言った思想はおかしいのではないかと思う私です。教育を受ける権利は、男性だろうと女性だろうと、どこの国であろうと、人類に平等な与えられた権利であり、誰にも奪う権利などないと記事を読みながら思った私です。

また、ボコ・ハラムやIS、アルカイダのような過激派がテロを起こす度に「イスラム教は危険な思想を持った、恐ろしい宗教だ」といった偏見が広まる危険性もあり、実際にイスラム教徒を排除しようという事件も起こっています。誰もが心穏やかに安心して、テロや戦争に怯えながら暮らすことのない世界にならないのかとも思う私です。