sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

ケニアでの銃乱射テロ事件

 日本時間の昨日起こった、東アフリカのケニアでの大学を狙った銃乱射テロ事件。隣国ソマリアに拠点を置くイスラム過激派組織『アッシャ・バーブ』が犯行声明を出していますが、この事件、キリスト教徒を狙った犯行だったようですね。実行犯は学生に『イスラム教徒か、それともキリスト教徒か』と聞いたうえで、イスラム教徒にとって大切なコーランを暗唱させて、答えられない大学生は射殺したということだそうです。これに対し、ケニアの警察当局は実行犯を銃撃戦の末に射殺したということですが、なぜアフリカの中でも政情が安定し、治安も良いとされてきたケニアでこのような事件が起こったのでしょうか。
 イスラム国の台頭によって、中東やアフリカでイスラム過激派の活動が盛んになってきていますが、これら治安がよいとされてきた国まで巻き込んでテロを起こして、混乱に貶めるのが狙いのような気もしますが、今回は死者が148人とあまりにも多すぎます。キリスト教徒を敵視すると言うのであれば、じゃあ仏教徒ヒンズー教徒・ユダヤ教徒など、他の宗教を信仰している人だったら射殺しなかったというのでしょうか。イスラム教が正しくて、他の宗教は正しくないというのであれば、それは大きな間違いですし、宗教と言うのは、本来に個人が自由に進行していいはずで、親交の違いを理由にこのような野蛮な事件を起こしていいという理由にはならないはずです。前にも書きましたが、イスラムの教えは人を殺してよいと教えていないはずです。このような一部の野蛮人の起こす事件によって多くのイスラム教を信仰している人が迫害を受けないか、それが心配です。

殺された大学生にも、多くの夢や希望があったはずです。多くの若者の将来を奪った卑劣な犯行に対して、絶対に悪は許さないという機運を盛り上げていかなくてはいけない様な気がします。今回のテロ事件で犠牲になった大学生に、鎮魂の祈りを捧げたいと思います。