sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

ボコハラムの蛮行

 昨日の新聞に、イスラム過激派組織、ボコハラムの野蛮な殺戮行為が特集で掲載されていました。ボコハラムはアフリカのナイジェリアを拠点に暗躍するイスラム過激派組織で、ナイジェリアの女子高生を多数拉致して、過激な自爆テロを起こさせた犯行は記憶に新しいところです。
 このボコハラムも、最近はナイジェリア軍の掃討作戦によって弱体化しているとされていますが、それでも少女を誘拐・拉致しては「自爆テロを起こせば高いところに行ける」という洗脳教育を施し、自爆テロを引き起こさせるか、戦闘員の男と強制的に結婚させるかのどちらかを迫るということを行っているといいます。自爆テロの実行犯として利用された少女の中で、最年少は7歳だったといいます。何も知らない幼い子供に、自分たちが勝手にイスラムの教えを捻じ曲げた教義を頭の中に刷り込ませて、自爆テロを実行させるという野蛮で非常に汚いやり方で次々と少女を先頭に駆り立てている実態が報告されていました。自爆テロを拒否すれば、レイプされるなどの地獄のような性的搾取が待ち受けているとも言います。

 このような自爆テロが横行する背景には、無知・無関心があると思います。ナイジェリア国外の人間にとっては外国の出来事としか思えないんだろうと思います。このような野蛮な自爆テロを止めるには、まずその実態を知ることが必要だと思いますし、マララさんが必死に訴えているように、女性にも広く教育を受ける権利を認めることが必要だと思います。
 ただ、誤解をしてはいけないのは、イスラム教は恐ろしい宗教なのではなく、大多数のイスラム教徒はイスラムの教えを厳格に守っているということです。
 なぜこのような過激派組織が台頭するのかを探っていくと、根底にあるのは富と貧困の格差の拡大だろうと思います。世界中の大富豪はさらに富を増やそうと、血眼になって金をもうける算段をしていますが、その富のほんの一部でも貧困にあえぐ人々に分配したら少しは良くなるんじゃないか?私は昨日の記事を読んでそう思いました。