sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

池田詩梨ちゃん事件

 札幌市で、2歳の池田詩梨(ことり)ちゃんが暴行を受けて衰弱死する事件がありました。詩梨ちゃんの発見時の体重は2歳女児の平均12㌔を大幅に下回る6㌔ほどしかなく、濃い痣も体中に多数あったことが捜査関係者への取材で明らかになりました。北海道警が面会した5月中旬以降、母親と交際相手の男2人による暴行が始まり、十分な栄養を与えないなどの日常的な虐待が続いていたとみて道警が調べています。
 捜査関係者の話によりますと、詩梨ちゃんは発見当時痩せ細っていて、頭や背中などには強い力で殴られたとみられる恋痣があったほか、タバコを押し付けられたとみられる火傷の痕や、足の裏にはアイロンを押し当てられたとみられる火傷もあったということです。頭や顔にはけがもあり、道警は母親の飲食店従業員、池田莉菜容疑者(21)=同市中央区=と、飲食店経営者藤原一弥容疑者(24)の二人を傷害容疑で逮捕しました。
 事件のあったマンションに住む30代の女性は、昨年秋ごろから昼夜を問わず「ママー」「ギャー」という子供の鳴き声を頻繁に聞いたと言います。男の声で「うるせぇ」と怒鳴る声も聞こえたそうです。
 女性は子供の姿を見たことがなく、声の低さで男の子だと思ったということです。泣き声は今月2日に途絶えたということです。「声がつぶれていたのかも。今も鳴き声が耳から離れない」と話しています。
 胃峰、札幌児童相談所には昨年9月以降、住民から2度の通告がありましたが、児相は2度目の通告があった4月に安全確認をせず、5月に「虐待はない」と判断。政府は目黒区で船戸結愛ちゃんが虐待死したことを受けて、虐待通告から48時間以内に子供の安全確認をするように指示をしましたが、児相はルールを守っていませんでした。
 5月12日には道警にも「子供の泣き声がする」と110番通報がありました。捜査員が面会した際、詩梨ちゃんには複数の痣や頬に1センチのけががあり、片足の裏にも絆創膏が張られていたそうです。池田容疑者は「転んでできた」と説明。痩せているものの、けがの程度は軽く、緊急の保護の必要はないと判断し、児相にも虐待が心配される状況ではないと連絡したそうです。池田容疑者からは6月5日早朝、「子供が倒れて意識がない」と119番通報があり、事件が発覚しました。

 この事件でも児相の在り方が大きく問われる結果になりましたね…。児相が船戸結愛ちゃんの事件を受けて策定されたルールを守っていたら…。警察が110番通報を受けて面会した際に虐待の可能性を認識していたら…。児相・警察ともに不手際があったと言わざるを得ませんね。これまで児相と警察の連携の必要性が大切だと、虐待事件が起きるたびに報道されてきましたが、児相と警察の連携はどうだったのか、なぜ児相は決められたルールが守れなかったのか、なぜ警察は虐待を疑わなかったのか、改めて検証をし直す必要があるのではないかと思います。
 逮捕された藤原容疑者の様子を見てみると、刺青を入れているなど、やくざのような風貌でしたね。このような奴に暴力を振るわれて、母親からはアイロンを押し付けられたりして、どんなに怖かっただろう…。どんなに痛かっただろうと思うと、胸が痛みますね…。こんな奴には詩梨ちゃんと同じ目に合わせてやればいいんです。そしたら詩梨ちゃんが味わった痛みや苦しみ、恐怖が分かるんじゃないかと思います。まだ2歳という、かわいい盛りの幼い子供をこのような目に合わせる奴の心理が私には理解できません。