宮城県仙台市のアパートで、2歳になる土屋陽瑠(ひなた)ちゃんが低体温症で亡くなった事件。母親で飲食店従業員の土屋りさ容疑者(25)が保護責任者遺棄致死の容疑で逮捕されて、警察の取り調べに対して「育児に疲れた。一人になりたかった」と言って、コンビニで買った海苔巻きを一個置いて外出して、3日間知人宅などに身を寄せていたということです。陽瑠ちゃんの胃の中は空っぽで、全裸で発見されたということです。服は自分で脱いだとみられ、体重は2歳児の平均的な体重の2/3ほどだったということです。仙台市は検診の受診に来ないため、何度も連絡を取ろうとしたそうですが、連絡がつかず、虐待の疑いもあるということで、陽瑠ちゃんが関わった医療機関に連絡を取って、虐待の可能性を探ったそうですが、病院の所見では、痣などが見当たらなかったとして、虐待の兆候はないと判断したそうです。
この事件、恐らく典型的な育児放棄(ネグレクト)だろうと思いますが、ネグレクトは痣や傷が身体に残らないために発覚しにくい虐待なんですよね。仙台市は先月19日に病院に問い合わせて虐待の兆候はないという報告を受けたそうなんですが、翌日土屋容疑者に連絡がついて「検診を受けに来るように」と促すと、「後日改めて連絡をする」という連絡をして、その1週間後に陽瑠ちゃんは亡くなりました。
子供を育てた経験のあるものから言わせてもらうと、このような事件を引き起こすような奴らに「自分が親になるという自覚・覚悟・責任感が足りないのではないか」と思います。自分が親になるということは、それだけ重い責任を背負うことになるということ。あまりにも親になるということがどういうことなのか解っていない大人になり切れていない精神的に子供な奴が子供を産んで育てて行けるわけないんです。あまりにも幼くして命を理不尽な形で奪われてしまった子供たちが可哀想です。
