sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

心愛さんの母親へのDV・児相把握

 千葉県野田市の小学4年生、栗原心愛さん(10)が自宅で死亡し、父親の勇一郎容疑者(41)が傷害容疑で逮捕された事件で、県柏児童相談所が心愛さんを一時保護中、母(31)が勇一郎容疑者からDVを柏児童相談所に訴えていました。児童の面前でのDVは心理的虐待に該当しますが、柏児相は保護を解除する際にDVが亡くなったか確認しておらず、県は解除の判断が妥当だったのか検証することになりました。
 柏児相によりますと、2017年11月に心愛さんを一時保護した後、母は勇一郎容疑者が同席しない面談で、児相職員に対して「頻度は高くないが、今も夫からDVがある」と打ち明けました。DVについては母の親族が同7月に当時暮らしていた沖縄県糸満市に報告したいましたが、転居先の野田市には引き継がれておらず、この時初めて把握したそうです。しかし同12月、DVがなくなったか母から聞き取りをしないまま保護解除の判断をしました。
 その後心愛さんは親族宅で勇一郎容疑者と離れて暮らしていましたが、18年3月上旬に帰宅。柏児相は2月下旬に心愛さんが自宅に帰ってもいいと判断した際も母からの聞き取りを行っていなかったそうです。
 県の児童虐待対応マニュアルには「家庭復帰する場合の留意点」として「保護者の現状の確認」を挙げており、児相は保護解除と自宅に戻す際、虐待が継続していないか八百屋の養育能力、精神状態などを評価します。柏児相は、心愛さんを保護した時は緊急度を「AA」としましたが、ほごかいじょときたくのさいはDVのかくにんをしないまま4だにかいでいちばんしたから2番目の「B」にランクを下げていました。

 また、柏児相は心愛さんが書き残した自筆のアンケートを公開しました。
 アンケートには自筆の書き込み以外に、担任だった女性教諭が聞き取りした「殴られる10回(こぶし)」「きのうたたかれたあたま、せなか、首をけられていまもいたい」「くちをふさいで、ゆかにおしつける」といった内容も書かれていました。
 アンケートは2017年11月6日に当時通っていた小学校で行われました。心愛さんは自由記述欄に「お父さんにぼう力を受けています。夜中に起こされたり、起きているときにけられたりたたかれたりします。先生、どうにかできませんか」と記入。これを受けて翌7日に柏児童相談所に一時保護されました。
 市はアンケートを公表した理由について「父親が虐待を認めていない中、心愛さんの名誉のためにアンケの回答を公表する必要があった」と話しています。

 心愛さんに対する虐待だけでなく、母親に対するDVまで…。一体この男は何を考えているんでしょうね…。殴る蹴るの暴力でしか、周りの家族を従わせることができなかったんでしょうか。恐らく栗原家の中では、勇一郎容疑者による恐怖政治が行われていたんだろうと思います。いう事を聞かなかったら、自分にとって気に食わないことがあったら殴る蹴るの暴力で従えてたんでしょうね。人間のなせる所業ではないです。
 また、これだけ心愛さんや、母親から必死にSOSが発信されていたにもかかわらず、またもやその訴えは大人には届きませんでした。この事件の詳細を知るにつれ、目黒区で「もう許して。お願い許して」と言うメッセージを残してなくなった船戸結愛ちゃんの事件を思いだしますね。結愛ちゃんも心愛さんも必死に助けを求めてSOSを発信していましたが、大人の”事なかれ主義”のせいであまりにも短い一生を終えることになってしまいました。大人は結愛ちゃんの事件から一体何を学んだんでしょうか。どうしたらこのような悲しい事件が起こらないようにすることができるのか、考えなくてはいけません。
 今回の事件では、秘密は守られますという言葉を信じて心愛さんが書いたアンケートが勇一郎容疑者に、恫喝に近い脅しを受けて、渡ってしまったが、最悪な結末を迎える一因になったと思います。教育委員会はなぜ「警察に通報する」などの対応が取れなかったんでしょうか。また、学校は正当な理由なく長期欠席しているのに、家庭訪問をするなどの対応を取らなかったのか、あまりのも周りの大人の対応がお粗末すぎてあきれるばかりです。勇一郎容疑者にも、関わった児童相談所の対応にも、小学校の対応にも怒りを覚えますね。