sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

幼児の遺体に多数のエアガンの弾の痕

 福岡県田川市で昨年11月下旬、1歳4か月の三男にエアガンを撃ち、怪我を負わせたとして両親が逮捕された事件がありましたが、両親が病死した三男の乳幼児健診を受診させていなかったことが、捜査関係者への取材で明らかになりました。市が子供たちを保育所に入所させるように2回にわたって勧めていたそうですが、母親がいずれも断っていたそうです。県警は育児状況と事件への関連性について調べる方針です。

 逮捕されたのは、父親で同市伊加利の土木業、定慶雅則(24)・母親で無職の藍両容疑者(24)。三男の唯雅ちゃんは昨年12月1日未明に肺炎で危篤状態に陥り、救急搬送先の病院で死亡が確認されました。その際、全身にエアガンのBB弾によるとみられる数十か所の痣が見つかりました。

 捜査関係者や市によりますと、2017年7月に生まれた唯雅ちゃんは、生後4か月と8か月の乳児を対象に小児科医と保健師が実施する市の検診を受けていませんでした。市は両容疑者に対して、案内の郵送や自宅訪問で受信を促していました。受診は義務ではありませんが、同市内の昨年度の受診率は4か月が98%、8か月が96%でした。

 一方、市や田川児童相談所によりますと、両容疑者の次男が16年6月に乳幼児突然死症候群で死亡した後、市は若い夫婦の子育てを不安視し、17年1月、藍容疑者が唯雅ちゃんの妊娠を届け出た際に長男の保育所入所を勧めたそうです。しかし「自分で面倒みられる」と断られ、唯雅ちゃんの誕生後の昨年3月に長女の妊娠が明らかになり、長男と唯雅ちゃんの入所を勧めた際も断られたそうです。児相幹部は「保育所に行っていたら見守られたかもしれない」言っています。 

 市は唯雅ちゃんの妊娠を把握した17年1月以降、自宅訪問などで両容疑者と約20回面会し、電話も繰り返したそうです。

 

 この事件では、児相も積極的にかかわろうとしていたのだろうと思いますが、それでも防げなかったんですね…。両容疑者は容疑を否認しているそうで、エアガンは「長男が撃った」と供述していますが、県警は「3歳の子供が正確に狙いを定めて、エアガンを何十発も発射させるのは無理がある」と話しています。

 今は4歳になった長男も「パパが撃った」と証言しており、長男の証言を慎重に調べる方針だそうです。恐らく長男が嘘をつくとも思えないので、両親が撃ったのだろうと思います。どんな意思を持って1歳の小さな子供にエアガンの銃口を向けたのかわかりませんが、普通じゃ考えられないですよね。唯雅ちゃんは何十発ものBB弾を撃たれてどんなに痛かっただろうと思うと、胸が締め付けられますね。本当に何と言っていいか…。ただ可哀想という言葉では言い表せないですね。児相も懸命に動いていたのに、それでも防げなかったこの事件。やはり虐待が疑われる場合は、強制的に引き離すなどの、法的拘束力の強い法整備が必要かもしれませんね。児相がいくら頑張っても断られてしまえばどうしようもないですからね。