sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

山梨県いじめ事件の続報

 山梨県北杜市で当時中学1年生の女子生徒が自殺を図り、いじめ被害を訴えていたにもかかわらず、学校側が「重大事態」と判断しなかった問題で、市教委が家族側に第三者委員会のメンバーの名前や選定理由の開示を拒んでいます。国は2度にわたり開示を促しましたが、第三者委員会は一度も開かれていません。
 女子生徒の家族や北杜市教委によりますと、市教委は家族の要望を受け、7月に第三者委員会の設置を決めました。メンバーは弁護士や臨床心理士、県教委や児童相談所の職員ら8人とみられています。家族側が委員の名前と選んだ理由の説明を求めましたが、市教委は「公平性・中立性は確保されている」として具体的な回答を控え続けました。文科省は7月と9月に「柔軟な対応」を求めましたが、変化はないということです。学校側が第三者委員会向けに作成した資料によりますと、学校と市教委は時系列のメモを作成。対応に当たった生徒指導担当と女子生徒の関係について「女子生徒にとって担任への信頼は大きく、救いとなっている」などと記述。一方、家族との関係について「問題がある」「愛情不足」「家族の言葉が自死への衝動を助長させてしまう可能性もある」などと記していました。
 家族は「第三者委員の名前を示せない理由がわからないし、メモの内容も一方的で信用できない」と不信感を深めており、委員会も開催されていません。
 第三者委員会については埼玉県川口市教委もメンバーの名前は審議内容をいじめ被害を訴え自殺を図った生徒と家族に開示せず、委員会が開けない状態が続いています。
 一方、学校と市教委は2日夜、緊急保護者会を開催しました。この場で別学年の女子生徒の保護者が別のいじめを訴えていました。保護者によると、女子生徒は5月ごろから殴られたり、私物を隠されたりしたため、担任にいじめ被害を伝える作文を提出しました。しかし「話を聞いてもらえなかった」と話していたそうです。
 一連の報道をきっかけに女子生徒から「もしものことがあったらすべてノートに書いてあるから」と明かされ、保護者が確認したところ「誰か助けて」などと記されていたそうです。
 
 本来第三者委員会というのは、いじめで重大な事態が起こったときに、真相解明とどのような対策が行われるのかそういったことが、いじめ被害を受けた側の子供やその保護者に伝えられるはずです。審議内容やメンバーの名前が一切公表されないということは、隠蔽だと言われても仕方がないんじゃないでしょうか。第三者委員会は常に弱い者の立場に立った審議が行われなければならないはずで、これではいじめを受けた側の生徒や保護者は納得しないでしょう。ひょっとしたら、加害生徒側から何らかの圧力があったのか、金銭の授受があったのではないかと疑われても仕方がないと思います。この対応はあまりにも酷すぎますね…。なんか、虐めで被害を受けたのは自分の責任だろ、勝手に苦しんでろって言われているような、そんな気がします。こんなことがまかり通るような教育現場では、いじめ問題の解決など出来るはずはないでしょうね。教育行政のトップが能無しのバカだと、その下で教育を受ける子供が可哀想です。