この問題は2015年、茨城県取手市で、当時中学3年生だった中島菜保子さんが「いじめられたくない。死にたい」などと日記を残して自殺したものです。遺族によると、菜保子さんは同級生から「うざい・クソやろー」などと寄せ書きに書かれたり、連日、休み時間にトイレに呼び出され、授業に遅刻させられたりするいじめを受けていたということです。
父親の考宜さんは「本人の日記に「いじめられたくない。死にたい。ぼっちは嫌だ」。菜保子の日記に書かれたものが第三者委員会に受け止めてもらえない。怒りでいっぱいです」
母親の淳子さんは「音がなにもないんです。菜保子の声もない。それだけ苦しいです」と心境を述べらています。
また遺族は、家庭での教育に問題があったかのように聞き取り調査が行われたと訴え、不信感をあらわにしました。
第三者委員会が、ご遺族の訴えを聞き入れない…。なんという事でしょうか。第三者委員会というのは、いじめの原因を解明し、再発防止を図っていくのがその役目ではないかと思いますが、第三者員会の役割を果たしていないという事なんでしょうね。。大切なお子さんをいじめで亡くしたご遺族のことを考えると、もっとご遺族に寄り添った調査がなされるべきではないでしょうか。
ご遺族の思いにこたえられないのであれば、第三者委員会の意味なんてないに等しいです。