sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

またも大企業の不正発覚・三菱マテリアル

 三菱マテリアルは23日、子会社3社で品質を巡る不正があったと発表いたしました。神戸製鋼所などと同様のデータ改ざんの発覚は、素材メーカーの体質とも疑われかねない事態に陥っています。問題の製品は幅広く使われており、相次ぐ不正に、日本ブランドの信頼が失墜しかねない危機を迎えています。

 三菱アテリアルによると、問題製品を出荷した可能性のある顧客企業は、詳細を明らかにしていない三菱アルミニウムを除いて、みつy微子電線工業・三菱伸銅合わせて258社に上ります。神戸製鋼所の525社の半数に上る数字で、どこまで影響が広がるのか懸念されています。

 三菱マテリアルは「現時点で安全性にかかわる問題は報告されていない」としているものの、三菱電線が不正を説明したのは納入の可能性のあえる顧客企業40社にとどまり、今後増える可能性もあるとか。
 
 3社は神戸製鋼同様に納入先を伏せたままで、一般消費者のフンも招きかねない事態となっています。

 不正判明後の公表の遅れも神戸製鋼所と共通しています。三菱マテリアルによると、三菱電線は今年2月にシール材でデータ改ざんを把握したそうですが、問題製品の出荷を止めたのが10月23日。親会社の三菱マテリアルに報告したのが25日だったそうです。そして、親会社である三菱マテリアルがデータ改ざんを公表したのが機能と、親会社である三菱マテリアルでさえ、事態を把握してから公表まで一か月も要するなど、明らかに隠蔽しようとしていた意図が見え隠れします。

 神戸製鋼所に続き、三菱マテリアルでも不正が発覚しましたが、もう一つ見逃してはいけないのが、三菱グループで不正や不祥事が相次いでいるということ。
 三菱自動車リコール隠しが2度にわたって発覚し、さらには燃費データの改ざんが明らかになり、さらには三菱電機では新入社員が過労自殺に追い込まれて、会社が組織的に隠蔽を図ろうとしていたということもありました。そして今回の問題と、三菱グループには、自浄作用が働かないのでしょうか。
 今回も自動車関連の部品や、航空機、鉄道車両など多岐にわたって使用されており、一つ間違えば人間の命にも関わる重大問題です。なぜこうも大企業でこのような不正や不祥事が頻発するんでしょうか。企業経営は常に誠実であれ。私はそう思います。