またしても日本を代表する大企業での不祥事が明るみに出ましたね。今日外出から帰宅して、19時のNHKのニュースセブンを見て知ったんですが、製鋼最大手の神戸製鋼所で、アルミ鋼板や銅鋼板での強度や、検査回数などのデータを改ざんし、顧客に納入していたということです。製品は200社余りの企業に納入されており、中には航空機メーカーや自動車メーカーも含まれているということです。
納入されている取引先が多い事から、今後影響が出るのではないかと思います。記者会見で神戸製鋼所の社長が、記者団の「強度に対する影響があるのかどうか」質問されたところ、「あり得る」ということを発言してました。
過去一年間に出荷した製品を対象に実施した点検を通じて発覚し、出荷期間の対象は2016年9月1日から、17年8月31日までで、実際には、少なくとも10年ほど前からデータの改ざんが行われていたようです。
またしてもデータ改ざんによる信用失墜問題が噴出しましたね。アルミ鋼板は我が自動車にも多く使われており、ボンネットや車のリフトゲートなどに使用されています。神戸製鋼所側は、安全上問題ないとしていますが、果たして本当にそうなんでしょうか。もし仮に強度不足などの問題が発覚した場合は、神戸製鋼所側が全責任を持って対処するんでしょうか。このようなデータ改ざんを行うような会社の社長の「安全上問題ない」は信用できないんですが…。