日産自動車が、無資格な補助検査員に検査をさせていた問題で、2014年10月以降、今年の9月末までに製造された121万台余りをリコールすると、国交省に届け出たということです。リコール費用は250億円以上に上るとされ、経営的にも大きなダメージとなりそうです。
2014年10月以降に製造された車が対象ということは、少なくとも3年前から、このような不正検査が行われていたってことになると思いますが、このような不正を働けば、必ず大きな代償を支払わなくてはならなくなるということは、三菱の燃費不正問題や、相次ぐリコール隠し、フォルクスワーゲンのディーゼル車の不正問題などを見ても明らかです。
日産がなぜ、このような不正に手を染めたのかは、まだはっきりとわかりませんが、目先の利益だけを考えて、その結果大きな代償を払わなくてはならなくなったわけで、その責任は重いと思います。
