sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

日産、6万台新車登録停止

 日産自動車は29日、国内の全6工場で製造した21車種の完成検査で、未認定の検査員が完成車の検査に関与していたとして、軽自動車を除く新車6万台の登録を一時停止したと発表しました。今後再検査して登録手続きをするため、納車が遅れる可能性があるということです。すでに販売した車についても再検査をするということです。
 日産によると、検査に不備があったのは、追浜工場と九州工場など国内3工場と日産車体などグループ会社3社の計6工場。日産の規定で、本来は認定された検査員が完成車を検査しなければなりませんが、未認定の補助検査員が担当していたということです。登録停止となる21車種は、ノート・キューブ・リーフ・スカイライン・エルグランドなどだそうです。
 国交省が18日以降に実施した立ち入り調査で発覚したということです。同社の社内調査では、検査員約300人のうち、少なくとも19人が未認定のままで検査していたということです。国交省の調査後、認定検査員が検査しているということです。
 同社は販売済みの車については所有者に連絡するということです。今後、社外有識者による第三者委員会を設置して、原因究明を進めるということです。
 日産は経営悪化に伴い、1999年にフランス大手自動車メーカールノーの傘下に入り再建。2016年5月には三菱自動車との資本業務提携の契約を結び、3社連合の17年上半期の販売台数は526万台を記録し、初の世界トップとなっていました。

 同じ自動車メーカーに勤めるものとして、このような事案はあまり書き込みしたくないんですが、やはりこのようなことはやってほしくないですね。自動車というのは、人の命を乗せているもの。お客様に納車される車は絶対に安全でなければなりません。お客様の安全を第一に考えると、このような不正行為は絶対にできないはずです。日産の社内風土がどんなものだったのか、部外者の私には知る由もありませんが、私の職場で口酸っぱく言われるのが安全第一・最高の品質をお客様に提供するということです。自分たちが造ったものを最高の安全・最高品質の状態で届けたい。それが自動車会社に勤める人間の思いだと思います。このようなことが発覚すると「どこの自動車会社でもやってるんでしょ?」そういう風に思われてしまう。そこで一生懸命働いている者までが疑惑の目で見られるのは、私には耐えられないです。
 この事案は日産の経営を大きく揺るがしかねない事態だけに、今後どのような影響が出てくるのか、注意深く見ていきたいと思います。