2001年9月11日、アメリカニューヨークにある世界貿易センタービル・アメリカ国防総省ペンタゴンにハイジャックされた航空機が激突し、さらにもう一機がワシントンのホワイトハウス目指して飛行中に、乗客の機転により人家のないところに墜落し、多数の死傷者が出るテロ事件が起こりました。
私がこのニュースを知ったのは、日付が変わった12日午前0：30分過ぎでした。この事件が起こった当時、私は夜勤の業務に従事していて、昼休みの休憩をとるために休憩室に入って、テレビで見たニュースでした。初めはなんかの映画の宣伝かと思った私でしたが、今見た映像がリアルに起こったことだと知ったときは戦慄が走りました。そして、激しい黒煙を上げて炎が噴き出すビルのすぐ隣のビルにもう一機が激突し、やがて世界貿易センタービルは北棟・南棟共に崩れ去ってしまいました。
今に続く中東情勢の不安定化は、この事件がきっかけだったのかもしれません。大勢の何の罪もない一般市民を巻き込み、大勢の命を奪った卑劣な犯行は非難されて当然です。オサマ・ビン・ラディンは暗殺されましたが、その後に台頭してきたISなどのイスラム過激派テロ組織は、もうこのような野蛮なテロ行為はやめて、自分たちが言いたいことがあるのであれば、正々堂々と公の場で意見を述べればいいのではと思います。でないと憎しみが新たな憎しみを産む、負の連鎖は断ち切れないと思います。
あの事件から16年。改めて犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、もう二度とこのような事件が起こらないことを願いたいと思います。
