sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

私の人生回顧録離婚調停編

 3月の第3回離婚調停を終えて、私は息子が6年間お世話になった小学校の同級生のみんなにお礼がしたいと申し出て、皆に生命が宇宙の中でどのように誕生し、進化してきたのかを”課外授業”という形でお話をすることになりました。私がこの課外授業を通して皆に訴えたかったのは、私自身、宇宙のことを詳しく知るうえで、生命がどのように地球という星で誕生し、どのように進化をしてきたか、宇宙にはそれこそ数えきれないくらいの銀河があって、その銀河の中にもまた、数えきれないくらいの星が輝いていて、その中でたった一つしかない、地球という星でみんなが産まれて、限りなく0に近い確率でこうして出会ったこと、みんなそれぞれ大事な命を持っているんだということでした。
 私の申し出に対して、学校の先生も「ぜひお願いいたします」ということで、子供たちの前で1時間ほど、私の特別課外授業が行われました。私が太陽系や宇宙に点在する星の写真を使って、生命が住める環境とは何かを問いかける形で授業は進行していきました。皆興味があったようで、真剣な表情で私の授業を聞いてくれました。私が「生命が誕生し、進化していくには、どんな条件が必要だと思う?」と問いかけると、空気・地球みたいな惑星・水など答えてくれましたが、皆が意外と気付かなかったのがそれぞれの惑星系の中心に位置する星についてでした。恒星ならどんな星でもいいと思っていたようで、私が「どんな恒星でもいいわけじゃないんだよ。皆は気が付かないかもしれないけど、星というのは、生まれたときの重さで、その星が持っている寿命って決まってしまう。だから、太陽よりも重たい星だと、燃料である水素ガスをたくさん持っているけど、重たい分水素をたくさん燃やさなければならないので、寿命が短くなってしまう。そしたら、その星の周りに地球みたいな惑星ができたとしても、生命が誕生し、進化するはるか手前で、寿命が尽きた星と運命を共にしなければならないんだよ。という話をすると一様に驚いていました。そして、課外授業の終わりに私から卒業して小学校を巣立っていく皆へのはなむけの言葉として「おじさんは生命が地球という星で誕生し、どの様に進化をしてきたかを知っているからこそ、皆に伝えたいのは、「こうやって今ここでみんなが出会えたことは奇跡なんだよ。その奇跡ともいえる出会いを大切にしてほしい。そして、限りある命をみんながそれぞれ大切にしてほしい」それがおじさんの心からの願いです」そう言って、私の特別課外授業を終わりました。その後支援学級に移動して、息子のお世話を長い間見ていただいたK先生にお礼を言った後、息子が在籍していた通常級の教室に行って、担任のY先生にもお礼を言って帰りました。その日の夕方、K先生から、私の特別授業のお礼の電話がかかってきました。私がこの日に話したことは、学校の先生も知らなかったということで、大変意義深く、好評だったようです。あの時息子と一緒に小学校を巣立って行った皆も二十歳を迎えます。大学に進学して、勉強に励んでいる子もいると思いますし、就職して仕事のスキルを身に着けて、それぞれ仕事の現場の第一線で活躍している子もいると思います。あの時巣立って行った皆の頭の片隅にでもいいので、私が伝えたメッセージが残っていてくれたらいいなと思います。そう命はみんなに等しく一つだけしかないんですから…。元嫁のような、平気で「死ね」っていうような人にはなってほしくないですね。あの頃の素直な瞳のままでいてほしいなと思っています。