私が子供の頃よく親に言われていたこと。それは、「子供がコーヒーを飲んだら頭が馬鹿になる」「冷蔵庫やテレビを勝手に触ると爆発する」ということ。私と姉はその言葉を真に受けて、コーヒーは飲まなかったですし(甘いコーヒー牛乳は飲んでましたが）、テレビのチャンネル操作や冷蔵庫の開け閉めは、爆発するのが怖くてできなかったですねぇ。なので、「大人はコーヒーを飲んでも馬鹿にならないし、テレビとか、冷蔵庫を触っても爆発しないんだ」と不思議に思ってました。小さい頃は本気でそう思ってましたねぇ。それがなぜ親がそういうことを言っていたのかわかったのが、小学校に入学してからのこと。小さい子供にとって、嗜好飲料であるコーヒーは刺激が強すぎる、テレビや冷蔵庫を子供に触らせると、あちこち弄り回して壊してしまうというのが理由だったと、あとになって聞きました。
そして、それを応用したのが私。次男が小さいころ、シュワシュワジュース(炭酸飲料のこと)が飲みたいというので、小さい子供に炭酸飲料を飲ませるのは、歯の発育のためにもよくないと聞いたことがあるので、私が「あのねぇ、小さい子供がねぇシュワシュワジュースを飲んだらねぇゲボが出るじゃろ？じゃからね、小さい子供が飲んだらね、おまわりさんにつかまるよ。それでも飲む？」と聞くと、「僕おまわりさんのところに行きたくない。やめちょく～」と言ってました。それを真に受けた次男。翌日私が幼稚園の次男を迎えに行くと、このことを次男が話したみたいで、担任の先生が「あのぉ～。シュワシュワジュースって何なんですか？Y君が話してましたけど…」と言われるので、「炭酸飲料のことなんですけどね。次男が飲みたいというので、歯の発育によくないと思いまして、あきらめさせるのに言ったんですが…。何かありました？」と私が聞くと、「Y君が、シュワシュワジュースを飲んだらねぇ、おまわりさんにつかまるよ～」とみんなに話してたものですから。」そして園児たちが私のところにやってきて「おじちゃん、私ねぇシュワシュワジュース飲んじゃったけど、おまわりさんにつかまっちゃうの？」などと言ってくるので「いい子にしてたらおまわりさんも捕まえに来ないよ」と言ってその場は収まったんですが、まさか次男が幼稚園で、私が言ったことを真に受けてみんなに話すとは思ってもみなかったので、私もちょっと驚きましたね。今になって思えば笑える話ですね。
