中国地方に住む私にとって、今日の新聞のトップに非常に怖い記事が掲載されていました。
地域単位の確率の公表は2013年の九州(30~42%)・15年の関東(50~60%)に続いて3例目で、4月に起きた熊本地震の発生確率を上回りました。
調査委員会は2004年の新潟県中越地震(M6.8)などを教訓に、同規模の地震を起こす恐れがある活断層や各地域の発生確率を分析。今回は活断層・断層帯24か所を対象に「北部」(鳥取県・島根県東部)・「西部」(山口県・広島県西部・島根県西部)・「東部」(岡山県・広島県東部)の3区域で確立を求めました。
北部の活断層は5か所ですが、1923年から2015年に起きたM5.0以上の地震が69回と西部の8回や東部の0回より多く、確率は40%となりました。西部は活断層が15か所あるものの、地震活動は北部ほど高くないとして、14~20%・東部は活断層が4か所で地震活動も低調として、2~3%となりました。これらを総合して中国地方のどこかで地震が発生する確率は50%としました。
個別の活断層では最大規模と評価されたのは、山口県下関市などを走る菊川断層帯。これまで長さは44キロ以上とされていましたが、山口県北西部海域と山陽小野田市付近でも活断層が確認され、およそ114キロとなりました。今後の調査で、さらに長くなる可能性もあるそうです。