sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

岩手中二自殺の報告書

 岩手県矢巾町で今月5日にいじめを訴えていた中学2年生男子生徒が自殺した事件。学校は26日、6件のいじめ行為を認定し、「いじめが自殺の一因だったと考えられる」とする調査報告書をまとめました。
 亡くなったのは村松 亮君(13)。今月7日から24日の調査では、全校生徒約450人へのアンケートや同級生、同じ部活動の部員、教職員ら約160人への聞き取り調査を行なったそうです。
 調査でいじめの疑いが浮上した13件について、いじめ対策推進法のいじめの定義に照らして判断。1年生のときから今年6月までに「机に頭を押さえつけられた」「教科書を投げつけられた」など6件をいじめと判断したそうです。
 報告書では、この6件を「ちょっかい・からかい・喧嘩と捉えていた」とし、いじめとの認識で指導していなかったことを認めました。そのうえで、いじめを含むトラブルが『心身に苦痛を与え続け、その積み重ねが苦痛を増大させていったと推測される」とし、自殺の一因となったと明記しています。
 村松君は担任との生活記録ノートに「もう市ぬ場所は決まっている」などといじめや自殺を示唆する記述をしていました。報告書では担任について、村松君が悩みを明かすたびに話を聞き、トラブルに関った生徒を指導していたことを挙げ、「村松君の心情を前向きなものへ転換し、解決が図られたと認識している」としています。
 しかしトラブルの情報は担任にとどまり、学校として対応しておらず、校長の責任を認めた上で、「生徒が発する命に関る情報を教職員が共有できなかった」とし、教職員に「危機意識が欠けていた」と結論付けました。同法に基づく構内アンケートなども計画通り実施していなかったとし、いじめ防止のための校内組織も「機能していなかった」としています。再発防止に向けて、生活記録ノートの内容を教職員間で共有し、いじめを認知した場合は特定の教職員で抱え込まず、組織的に対応するということを盛り込んでいます。町教委は8月にも有識者らによる第三者委員会を設置し、報告書を散光に原因や対策を検証するそうです。

調査報告書の内容
△1~2年時に6件のいじめ行為があった
△いじめが自殺の一因であったと考えられる
△校長はいじめ発生を認知できず、教職員も「からかい」などと捉えていた
△生徒が発する命に関る情報を教職員が共有できなかった
△校長には心の隙があり、教職員は危機意識に欠けていた
△学校は、いじめ防止の取り組みを計画通り実施せず、校内の「いじめ対策推進委員会」も機能しなかった。

とあります。私が気になったのは、自殺したのはいじめが原因だったと断定していないところです。一因と言うことは、他にも要因があったと言う事で、言い逃れできるような、あいまいな表現じゃないかと感じました。いじめが無かったら村松君も自殺と言う悲しい道を選ばなくて済んだはずで、私は一因ではなく、原因だったと断定すべきだと思います。

学校がいじめと認定した6事案
①2014年7~10月ごろ
 運動部の部員5人が強いパスを投げたり、きつい言い方をしたりし、村松君が泣いていた

②15年5~6月
 生徒AとBが学年朝会や全校朝会で複数回、村松君をくすぐるなどからかった。村松君を列に入れないようにもした

③6月3日
 村松君に向ってAが教科書を投げ、トラブルが起きた。村松君は泣いた

④6月中旬
 Bが投げた消しゴムが村松君に当たり、村松君は消しゴムをゴミ箱に捨てた。Bは村松君の首周辺をつかみ、机に押し付けるようにした。
 
⑤6月24日
 自習中Aが村松君に消しゴムをぶつけたことから、喧嘩になった。

⑥時期不明・掃除中
 Bが走りながら村松君にほうきをぶつけた

学校がいじめと認定した事案は以上ですが、私はいじめはこんな程度ではなかったと思います。もっと酷い、陰湿ないじめが繰り返されていたのではないかと思います。これだけの事案で自殺するようには思えないからです。もっと強いストレスを伴ういじめ行為があったのではないか?私はそう思います。調査を更に進めると、芋づる式にいろんないじめが報告されるのではないかと思います。

それと、いじめに関った生徒の保護者へ。自分の子どもがやったことに対して責任をとって、謝罪しなさい。公の場で、マスコミに出て謝罪しなさい。一人の生徒の命を奪った責任を一生かけて償ってもらいたいです。