sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

LINEを使ったいじめ

今日の新聞に長崎県上五島町の町立中学3年の男子生徒が、無料通話アプリ「LINE]を使って同級生に自殺を示唆する書き込みをしたあと、今年1月に首をつって自殺していたことがわかったとあります。生徒は悪口を言われるなどのいじめを受けていたそうで、学校側は当初、いじめは確認できないとしていましたが、再調査を行った結果、いじめがあったと判断したそうです。自殺といじめの因果関係は不明だということだそうです。
 生徒は奈良尾中3年だった松竹景虎君。三学期初日の1月8日午前9時20分ごろ自宅近くの町営グラウンドでロープに首をつってなくなっていたそうです。町教育委員会によると、学校は1月に全校生徒45人へのアンケートと、同級生20人への聞き取りを実施。「自分は嫌われている」と松竹君がラインに書き込んでいたことなどがわかったそうです。いじめ被害の書き込みがないことなどから、学校はいじめは確認できないと判断し、1月下旬に遺族に伝えたそうです。
 その後、同級生から「いじめがあった」との情報を聞いた遺族が学校に連絡し、学校は3~4月に再調査。複数の同級生が中3の2学期以降「うざい」「嫌い」などと言ったことを認めたそうです。悪口を言われた松竹君が嫌がっていたのを見たという証言もあり、町教委と学校はいじめはあったと判断したそうです。
 一方、町教委などによると、松竹君は自殺前、ラインに「次会う時は死んでからだよ」「死ぬ準備はできている」「死ぬ前にやることが三つな」どと記していたそうです。自殺当日には「さようなら」とも記していたそうです。複数の同級生が見ており、思いとどまるように書き込んだ友人もいたそうですが、やり取りは両親や学校には伝えられなかったそうです。町教委は「ラインの書き込みやいじめを事前に把握できなかった。松竹君はリーダー的存在でいじめられるような生徒ではなく、事後の調査も甘くなった。非常に残念」と話しているそうです。松竹君のお父さんは27日支援者を通じ「自殺の理由を学校に問いかけてきたが、結果ありきの報告しかいただけなかった。学校・町教委の真摯な対応を願う」との談話を発表したそうです。
 
ここで疑問に思ったのが、なぜ、このような書き込みを見た生徒が、親なり学校に相談しなかったのかということです。これは恐らく学校の先生の側のコミュニケーション不足が招いた事案なんではないでしょうか。普段からコミュニケーションを生徒と密にとっていれば、ちょっとした生徒の変化にも対応ができたのではないかと思います。
 
このラインというメッセージのやり取りは登録したグループ以外は見られないそうです。便利であるはずのツールで次々起こされる、新たないじめ。便利さばかりを追い求めるのではなく、もっと子供たちにモラルやマナーをきちんと守らせるように教育をしていくほうが先なのではないでしょうか。
 
私は子供に対しては、「皆が持っているから、自分もほしい」というような理由で、スマフォやタブレット端末をほしがる場合、絶対に買い与えません。皆が持っているから自分もほしい。じゃあ自分の意思はどこにあるの?みんなが死んだらお前も死ぬのか?そういって聞かせて、自分で責任を持って扱えるようになるまで(社会人になるまで)持たせる気はありません。