sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

仙台市立中学生自殺・教師も体罰

 仙台市の市立中学2年生の男子生徒(13)が4月に飛び降り自殺した事件で、亡くなる前日に男性教諭から体罰(居眠りをしていた所を拳骨で殴られる)を受け、1月にも別の女性教諭から口に粘着テープを貼る体罰を受けていたことが判明しました。市教委は在校生や教職員に対する聞き取りで、同級生によるいじめの事実を認めましたが、教諭による体罰は見抜けませんでした。2教諭は事態が発覚するまで事実を報告せず、「失敗」を隠し続ける市の隠蔽の体質が浮き彫りになったと報道されています。
 
 市教委によると、事実が発覚したのは18日夜。男子生徒と同学年の生徒の保護者から校長に電話があったそうです。翌19日に校長が2教諭に確認し、2人とも体罰を認めたそうです。

 大越裕光教育長は同日、市議会市民教育委員会でこの事実を報告。委員らは「なぜ先生から事実が出てこなかったのか」「市教委は先生一人一人に何を確認してきたのか」などと疑問の声を上げたそうです。

 大越教育長は男子生徒の自殺後、授業中の様子や生徒の様子で気になることについて、教諭らに聞き取りをしてきたことを踏まえ、「生徒が自殺した時に報告しなければいけない。言語道断だ」と応じたそうです。

 「学校には起こったことを積極的に出す風土がない。失敗を表にしない考えが蔓延している」
 いじめと自殺をなくす社会を目指すNPO法人「学校の底力」の岩岡勝人理事長は、教員による子供への体罰についてこう指摘しています。そのうえで、「ことが小さいうちに大騒ぎすることが重要だ」と強調し、「体罰を加えたことを本人と当事者だけしか知らないということはあり得ない」と話してます。

 奥山恵美子市長も「教員の体罰が自殺の引き金になった可能性が高くなっている」との見方を示しています。また、奥山市長は22日に文科省を訪ね、義家弘介副大臣と面談するそうです。男子生徒の自殺や市教委、学校の対応について報告するとのことです。

 市教委は2教諭について、懲戒処分を含めて検討するとともに、いじめ問題を調査する第三者委員会に調査を諮問する方向で対応しているそうです。

 この事件、いじめだけが自殺に原因だったように報道されていましたが、裏でこんなことが起こっていたんですね…。いじめで追い詰められた上に、学校の教諭による体罰を受けたことで、おそらく自殺した生徒は、逃げ場を失ってしまったのではないでしょうか。学校でいじめられて、教諭からは体罰を受けて…。あまりにもこの二人の教諭が行った行為はひどすぎませんか。心身ともにいじめで疲れ果てていたら、夜も眠れなくなりますし、寝不足にだってなります。そしたら昼間眠気に襲われるのも無理はないでしょう。そこをいきなり拳骨で殴るというのは、教諭としていかがなものかという気もしますし、女性教諭が行った、口に粘着テープを貼るというのも、うるさかったから静かにさせるためにやったということですが、お粗末な行為としか言えません。本来は、生徒の身の安全を守るのが教諭の役割だと思いますが、教諭が生徒を精神的に追い詰めてどうするんでしょうか。
 いじめ自殺が起こって以降、今まで表に出てこなかったというのは、「黙っててバレなかったら儲けもの」とでも思っていたんでしょうか。それも学校内で発覚したのではなく、保護者の電話で明らかになるというのも、明らかにお粗末すぎます。本当にこのいじめ問題が発覚してから、教諭に対して一体何を調べてきたんでしょうか。
 そして、なぜこの体罰を加えた教諭の名前の実名を出さないのでしょうか。教諭の人権を守るため?生活を守るため?そんなの関係ないです。実名と顔写真を出して公の場に姿を現せって言いたいですね。そして、遺族に謝罪しろと思います。ちなみにネットで調べると、問題の中学校は折立中学校ということだそうです。