今日は東日本大震災と福島の原発事故が発生してから3年です。東日本を襲った、あの巨大地震は最大波高40メートルといわれる巨大津波を発生させて、東北から関東の太平洋沿岸を中心に大きな被害を出しました。あの巨大津波が町や空港を襲う光景は3年たった今も忘れることができません。
あれから3年がたって、被災地は人口減少という大きな問題を抱えています。被災地の復興がなかなか思うように進まないためで、先の見えない避難生活に、見切りをつけて生まれ育った故郷を離れるということが、被災地の各地で起こっているようです。
そして福島県の浜通と呼ばれる地区は福島原発事故の問題も重くのしかかっています。原発事故が収束せずに、次々に問題やミスが明らかになり、一向に先が見通せる状況にならないというのが現実です。収束するには40年という時間がかかるといわれる今回の事故。避難されているかたのことを思うと胸が痛みます。
福島原発事故の賠償額は今わかっているだけで11兆円にも上るとされています。この天文学的な賠償費用をどうやって捻出するのか、これだけの事故を目の当たりにしながら、原発を再稼動させようとする政府。一度巨大地震が発生したらまた巨額の賠償費用を責任もって払えるのでしょうか。
今日は、各地で犠牲になった人や、ゆくえが未だにわからない人たちへの追悼の行事が催されたと思います。私も、実際被災地を見た人間として、この日のことを忘れないように、次の世代に引き継いで行こうと思います。
