sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

いじめ後遺症

 今日は早朝のオリンピックの開催都市決定の瞬間を見ようと思って朝早く起きたので、そのままこの前NHKEテレで放送されたハートネットテレビ「いじめ後遺症」という番組を見kました。いじめ後遺症とは、いじめを受けた人が、いじめが終わった後もそのときのつらい体験がフラッシュバックのように脳裏に甦ったり、激しい憎悪の念にとらわれたりして、精神的に苦しむ状態のことを言います。これは私も経験したことですが、一般的には、いじめがなくなったからそれで解決というふうに思われるかもしれませんが、いじめがなくなったからそれですべてがTHE ENDではないんです。私は過去のいじめを受けた経験から、今も自分がいじめられている夢を見ますし、そのときのつらい記憶が突然フラッシュバックのように甦ってきます。また、私が成人するまでは特に、自分を苦しめた相手に対して、「殺してやりたい」という衝動に何度も駆り立てられましたし、激しい怒りや憎しみ・恨みといった思いをずっと抱えていました。今は、相手を恨んだり、殺してやりたいと思うことも何とか抑えることが出来るようになりましたが、あのときのつらい経験は今も私の人生の中で暗い影を落としています。なんで俺があんな思いをしなければならなかったのか・いじめる側にどんな理由があったのか・何故クラスの中で俺に対するいじめをやめさせることができなかったのか、時間があればついそのことを考えてしまう自分がいます。
 私は、いじめる側の加害行為がなくなったからそれでいじめは解決したと捉えて穂ほしくないです。私はいじめという卑劣な犯罪行為によって人を恨むことを知り、憎むことを覚え、殺してやりたいという思いまで抱かせるようになりました。そして、みんなと仲良く小学校を卒業したかったという思い・生まれて自分が死ぬまで大阪で過ごしたかったという思い・人を恨むことや憎むことなど知らずに人生を過ごしたかったという満たされぬ思いや、激しい罵声や暴力行為によって深く傷ついた私の心や、そのとき味わった苦しみやかなしみ、つらい思いは今まで私を苦しめ続けてきましたし、これからも一生続くでしょう。今、私が加害者にあって一言言うとすれば俺が苦しんだ時間を返してほしい。その一言です。加害者側から見れば30年も昔の話だと思うかもしれませんし、私に加害行為を働いていたこと自体きれいさっぱり忘れているかもしれません。でも、被害者は一生苦しみながら生活をしていかなくてはならないんです。これがいじめ後遺症です。いじめというのは、被害者に一生消えない心の傷を背負わせてしまう卑劣な犯罪行為です。