sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

私の人生回顧録~後書き~

 先週、私の経験した事実をもとに書き記した回顧録は幕を閉じました。私が自分自身の過去をさらけ出そうと思ったのは、最初は、私に対していじめの加害行為を働いた加害者への報復・統一教会にのめり込み、家庭を崩壊させた元嫁への報復的な意味合いが強かったです。しかし、書き連ねていくうちに「ただ単に怨みや、自分自身が満たされなかった想いをぶつけるだけでいいのか?」という自分自身に対する疑問が沸き起こり、「自分がブログを通じてできることとはいったい何なんだろう?」という思いを抱くようになりました。怨みを晴らすだけであれば、いじめの加害者に対して、民事訴訟を起こして、慰謝料を取れば済むのであって、いじめ被害経験者として何ができるのか、統一教会に家庭をめちゃくちゃにされた被害者として、何ができるのかそういう思いを抱きながら書き連ねる日々でした。いじめを経験した自分だからこそ伝えられることがあすはず。統一教会の恐ろしさ・洗脳の恐ろしさを知っているからこそ伝えられることがあるはず。そう思ってパソコンと向き合う日々でした。
 私が自分の過去をさらけ出す中で特に伝えたかったのは、いじめという行為は、許されることのない重大犯罪であるということ。いじめの被害者は一生消えることのない心の傷を背負い、いじめ行為がなくなった後もずっと苦しみ続けなければならないこと。そして時には被害者が自ら命を絶ってしまう重大事態にもなり得ることということです。これまで私は何度も言ってきましたが、いじめの中で一番つらいのは、言葉による暴力です。言葉は人に生きる希望を与える力にもなれば、人を殺す凶器にもなるっていうことをみんなに分かってほしい。そういう思いで書き続けてきました。
 統一教会のことに関しても、奴らがいつ、どんな手口でカモになる人物を狙っているか、それは普通に暮らしていたら絶対に分からないということ。そして洗脳という行為が如何に人格を破壊し、家庭を崩壊させ、人間関係を破たんさせ、財産を食いつぶいしていくか、それをつぶさに見てきたので、その統一教会をはじめとするカルト手段の恐ろしい手口を私の知っている限りのことを書いて、少しでもカルト集団による被害が少なくなればという思いから書いていました。
 いじめ・カルト。私はこれまでの人生で2度地獄を見てきました。この私が経験した”生き地獄”の体験が、少しでも皆さんに伝わって、いじめ被害の悲惨さ、カルト集団の恐ろしさが伝わればいいなと思ってます。いじめもカルト集団も、絶対悪であって、もっと司法機関は積極的に取り締まるべき事案だと思います。いじめ行為や、カルト集団に勧誘し、多額の経済的損失を与え、家庭を崩壊させた加害者に対しては、もっと厳しいペナルティーを与えてやってもらいたい。悪事を働いたものが、のうのうと生きていられる世の中であってほしくない。私は心からそう切望します。
 最後に、いじめの被害に遭っているみんなへ。あなたは決して一人ではありません。いじめ加害者のために自分のたった一度しかない人生を自ら断つようなことは絶対にしないでください。いじめ加害者のために自らの命を絶つというのは、本当にいじめ被害者として、私はものすごく悔しい思いでいます。もっとこれから嬉しい事や楽しい事があったかもしれない。そう思うと、本当に悔しい思いでいます。いじめにあって苦しいのであれば、学校に行かなくてもいいんです。逃げることは決して恥ずかしい事でも、情けない事でもありません。加害者の方が”いじめることでしか自分を表現できない”可哀そうな奴なんです。そんな卑怯者のために自らの命を絶つようなことをする前に、今その辛い状況から逃げてください。逃げた先にきっとあなたの居場所があるはずです。どうか生きる希望を持って逃げてください。
 また、カルト集団の被害で苦しんでいる人へ。これまで何度も言ってきましたが、絶対に一人で立ち向かおうとはしないでください。あなた自身の身の回りに、味方のなってくれる人を一人でも多く見つけてください。そして、カルト集団の被害を相談できる相談機関が各地に設置されています。統一教会の場合だと、統一教会被害者家族の会がパソコンやメールで相談の受け付けていますし、近くの相談に乗ってくれる専門家を紹介してくれます。カルト集団に親族が関わっているということを打ち明けることはつらい事だと思います。しかし相談しないことには何も解決しません。勇気をもって相談してください。
 最後にどうか私みたいな辛い思いをする人や、子供たちが少しでもいなくなりますように。そう願っています。