先ほど、NHKの19:00からのニュースで、いじめの認知件数が41万件を超えて、さらに自殺や身体に重大な影響が出る恐れのある重大事態だと認定されたのが474件と報道されていました。昨年度の一年間だけで41万件のいじめが起こったということですが、それはいじめに対する見方が厳しくなったからだということですが、対応が遅い学校もたくさんあるということで、さらなる対策が必要だという指摘が出されています。
41万件を超える虐めが学校という教育の場で起こっていることについて、これは私の私見ですが、ハッキリ言って異常事態だと思います。見方が厳しくなったからだとか、いじめの発見に尽力したからだということですが、そんなことは何の自慢にもなりません。日本の教育の現場のレベルが今危機的条項に陥っているという認識を持つべきです。そして学校はいじめという事実を包み隠さず公表し、いじめ加害者には厳しい罰則を科すべきです。時と場合によっては加害者の実名や学校名の公表も必要でしょう。それくらいの厳しい罰則を科さないと虐めはなくならないと思います。いじめという犯罪を行った加害者の人権よりも、いじめ被害に遭った側の人権を尊重すべきです。
そして、もう一つ異常事態だと思うのが、重大事態と認定されるいじめが474件。一日に一件以上の割合で、日本全国の学校の中で自殺や重い障害や後遺症が残る重大ないじめが発生しているということ。いじめがもたらす身体的・精神的損害は計り知れないものがあります。自殺未遂を起こした私は今でもいじめられた時の記憶が突然フラッシュバックで蘇って苦しくなる時があります。私と同じ思いをしている子供たちは日本全国にたくさんいると思います。人生の中で一番楽しくて華やかな時代である学生時代をいじめで苦しまなければならないというのは、あまりにも悲しすぎます。私は何度も言いますがいじめは絶対悪であり、許される行為ではありません。自殺したり、大きな障害を負ってしまった被害者に対して、あなたは責任が取れるんですか？そんなことをして何が楽しいんですか？人が苦しむ顔を見るのがそんなに嬉しいですか？自分の子供に対して胸を張って自分がやってきたことを言えますか？自分の子供が同じ目に遭ったとき、どうするんですか？あなたには自分の子供に危害を加えた加害者に文句は言えないですよ。
