私の人生回顧録結婚生活編

　沖縄で最初の夜を向かえてあっという間に眠りに落ちて行った私ですが、一晩寝ると疲れもすっかり取れて、沖縄本島を北上して辺戸岬へ。渋滞気味の国道58号線を走って辺戸岬に着いたのが確か午前10：00頃ではなかったかと思います。この日は天気もよくて見渡す限り水平線が彼方まで続いており、エメラルドグリーンの綺麗な海とさんご礁が美しい景観を見せていました。しばし沖縄の美しい海に見とれて沖縄の海を満喫した後、国道58合繊を南に向かって走って万座毛に到着。ここは沖縄海洋国定公園に指定されており、辺戸岬と同様綺麗な海がみえました。国道58号線を南に向かって走りながら、杉山清貴さんのOKIKNAWA IN MAYを口ずさんでいた私でした。この万座毛で確か昼食を食べたのではなかったかと思いますが、この日の昼食は中華。けっこうなボリュームが合っておなかが満腹になって、沖縄自動車道を走って糸満市にあるヒメユリ記念館に行ってきました。ここはヒメユリ学徒隊の悲惨な出来事があったところで、命からがら生き延びた方から、当時の悲惨で地獄のような話を聞くことができました。このルートをコースに入れることにもと嫁は反対したのですが、沖縄を語る上で、沖縄で起こった太平洋戦争末期の地上戦の悲劇は絶対忘れてはいけないと思い、コースに組み込んでいってきました。ひめゆり学徒隊の当時の暮らしぶりやどのようなことを日本国軍とともにしていたのか、そういったことがリアルに再現されていました。そして近くにある平和の礎に行って平和を祈念してホテルに戻った私たちでした。確かに沖縄の綺麗なさんご礁などを見て歩くのもいいですが、こういった過去の悲惨な歴史も忘れてはいけない・あの太平洋戦争は誰のための・そして何のための戦争だったのか、私たちがきちんとした歴史認識を持たないといけない、そう感じた私でした。そして、リゾートホテルに戻った私たちは夜の海辺に出て沖縄の夜空を見上げてみました。夜遅くには南の地平線低くではありますが南十字星が見えて感動したのを今でもはっきりと覚えています。星空を眺めながら沖縄到着二日目の夜は更けていったのでした。