日本が真珠湾攻撃を行って、太平洋戦争が始まって12月8日で80年になりました。その前の日清・日露戦争からどんどん日本は軍国主義を強めて、大きく戦争にかじを切り、柳条湖事件を発端にした満州事変から一気に戦争へと突き進んでいった時代ですが、やはり恐ろしいのは、今何が起こっているのかがきちんと正しく伝えられないことではないかと思います。
この時代は軍にとって都合のいい情報しか伝えられなくて、国民はどんなに貧しい暮らしを強いられていても、日本は戦争に勝っているという、嘘で塗り固められた情報しか与えられず、それが日本の全面降伏の遅れや、さらなる戦争被害の拡大を招いた一因にもなりました。
そして日本軍部が引き起こした戦争により、多くの諸外国の人たちに耐え難い苦痛を与え、多くの命を奪うという、悲惨な歴史を招いてしまいました。
私は日本という、戦争加害国に生まれ、多くの人の人生を狂わせて、死に至らしめたという事実を、祖父母から伝え聞いた出来事と一緒に、子や孫に日本が犯した過ちを考え続けていこうと思っています。そして子や孫には、正しい歴史認識を持ってほしいなと願ってます。
