連日大きく報道されているロシアのウクライナ侵攻。キエフ周辺からはロシア兵が引き挙げて、今後はウクライナ東部攻略に向けて、重点を置くということだそうですが、ここにきて双方歩み寄りも見せていますよね。ウクライナはNATOに加盟しない代わりに、新たな安全保障の枠組みを結成するということなどを求めています。ロシア側はウクライナ国内に外国の軍事基地を設置しないように求めるなどの条件が提示されて、さらに停戦交渉は続いていますが、ロシア国内では、プロパガンダによって、今起きていることが国民にきちんと知らされておらず、ロシア国営放送などでは政府に都合のいいことしか報道されていないようです。そして、反戦を訴える国民は厳しい取り調べを受けて、最長15年の刑に服さなければならないなどの厳しい情報統制を敷いています。そしてプーチンの周りにはイエスマンしかおらず、たとえ戦争に反対であったとしても、イエスとしか言えない強権的な政治が行われています。
今のロシアの情勢を見てみると、かつて日本が第二次世界大戦中に国民に対して行ったことと同じように見えます。この当時の日本は、戦争反対を訴えると、「非国民」というレッテルを貼られて、徹底的に厳しい取り締まりが行われていたそうです。そして国民には都合のいいことしか情報が与えられず、敗色濃厚となったときでも、日本軍が勝ち進んでいるという偽の情報だけが国民に流されて、やがて物資が底をつき、頻繁に空襲が行われ量になって、日本は各地で焼け野原となり、ただいな犠牲を払って戦争が終わったわけですが、きちんと正しい情報が知らされていない国民が哀れにも思えますし、あらゆるスポーツ大会から締め出しをされた選手もかわいそうな気がします。日本が戦争が終わった後、オリンピックに復帰するまでかなりの時間を要しましたが、ロシアもこれから長い時間をかけて、めちゃめちゃにしたウクライナの復興にために多額の資金が必要になるわけで、きちんと賠償が終わるまでは、スポーツどころじゃないでしょうね。ほんとう、歴史は繰り返すといいますが、かつての軍国主義に走った日本を見ているようです。独裁者がどのような道をたどったのか、考えてないんでしょうねぇ…。
