sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

8.15薄れゆく戦争の記憶

 今日は76回目の終戦の日。多くの犠牲者が出た第二次世界大戦が終わった日です。日本はポツダム宣言を受諾して、全面降伏して戦争は終わりました。満州事変に始まる長い長い戦争の時代がようやく終わって、日本が戦争という暗黒の時代を抜け出した日でもあります。それと同時に日本が植民地とかした国や地域が解放された日でもあり、日本国内のみならず、多くに国々に対して多大な犠牲を強いた戦争でもありました。私は直接戦争を体験したわけではなく、多くは私の祖父母や、叔母から伝え聞いた伝聞でしかないんですが、あの伝え聞いた話は自分の体が引き裂かれるように感じました。

 あの戦争が終わって76年。戦争体験を直接語ることができる方々の高齢化が進み、あの悲惨な戦争をどうやって語り継いでいくのかが、今後の平和学習の大きな課題だとされています。

 その中で危惧されているのが、戦争の記憶が薄れつつあるということ。若い世代に広島・長崎に原爆が投下された日時を問う問題や、東京大空襲があった日付、沖縄戦が終了した日付や、終戦の日がいつなのかを問う問題では、答えられない・あるいは正確にこたえられない人が多いという実態もあります。あの戦争の悲劇を伝えていかないと、同じ悲劇がいつの日か繰り返される。そうならないためにも、あの戦争がだれのための、そして何のための戦争だったのか、日本が諸外国にどのような酷い仕打ちをして、どれだけの犠牲を払ったのか、きちんと伝えていく必要があるのではないかと思います。人間は過去の歴史からきちんと学ばなければ、同じことを繰り返してしまう。人間は忘れていく生き物だということを認識しないといけないのではないかと思う私です。