今年1月、千葉県野田市で父親からの虐待によって亡くなった栗原心愛さんの事件に関連して、父親の勇一郎被告からの虐待を止めなかったとして、傷害ほう助の罪に問われた、なぎさ被告に対する判決が千葉地裁で言い渡され、懲役は検察側の求刑を超える2年6か月・保護観察付きの執行猶予5年の判決が言い渡されました。なぎさ被告は大筋で罪を認め、裁判長の説諭には涙ぐみながら聞き入っていたということです。
裁判所は勇一郎被告からのDVを受けていて、抗えなかった点をどう判断するかに注目が集まっていましたが、裁判所は勇一郎被告からのDVも考慮して、保護観察をつけたものと思われます。なぎさ被告は「最後の守り手である母親からの助けも得られなかった心愛ちゃんの絶望感は察するに余りある」とし、なぎさ被告に「社会に出て、心愛ちゃんのこと、今回のことを思い返しながら反省しながら生きていってほしい」などと述べて判決が言い渡されました。
この事件、何もかも、勇一郎被告が絡んでいるんですよね。心愛さんへの虐待についても、心愛さんが命懸けで書き残した学校へのアンケートを恫喝しながら、見せるように迫り、なぎさ被告に対してはDVによって精神的に支配し、まさに悪の権化としか言いようがないです。勇一郎被告への裁判の日程などは決まっていませんが、公判前手続きが行われることが決まり、そう遠くないうちに裁判が開かれるものと思われます。この男に対しては、心愛さんへの虐待や、心愛さんが通っていた学校の教諭に対する恫喝、妻であるなぎさ被告へのDVで重い刑に処してほしいと思います。この男のための心愛さんの命が奪われ、母親であるなぎさ被告の人生までも滅茶苦茶にしたんですから。一生刑務所から出てきてほしくないです。できれば死刑でも構わないと私は思います。
