sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

心愛さんの母親逮捕から見えるDVの深刻度

 千葉県野田市で、10歳の栗原心愛さんが父親である勇一郎容疑者から虐待を受けて亡くなった事件。この事件では母親も暴行を止めなかったとして、逮捕されました。母親のなぎさ容疑者は勇一郎容疑者からDVを受けていて、なぜ逃げなかったのか?と思われる方も多いかと思います。逃げていれば、離れれば心愛さんの命は救えたのではないかと…。
 でも、子供がいる場合、DVを受けていても逃げるというのはなかなか難しいというのが現実です。
 これは、私が結婚していたころに受けたDVの経験から分かるんですが、元嫁の私に対するDVがエスカレートしていいたのは、次男が産まれて、息子が幼稚園に通いだしてからでした。元嫁から見れば、幼い子供二人を抱えて、まず自分は離婚されるはずがないと考えていました。そのため、日ごとに罵声や罵倒が酷くなり、息子に対する虐待もひどくなっていきました。
 私も「子供がまだ小さいのに、子供を母親のいない子供にするのはかわいそうだ」と言う思いもあって、なかなか離婚に踏み出すことができず、元嫁のもとから離れる・別れるということは考えづらかったです。恐らくなぎさ容疑者も1歳になる下の子供のこともあって、別れるという選択ができなかったのではないかともいます。
 この事件では勇一郎容疑者は心愛さんに対する虐待・なぎさ容疑者に対するDV・下の幼い子供に対する面前DVと言う非道極まりない犯行を犯しています。心愛さんを殺害し、なぎさ容疑者の人格を暴力という名のもとに束縛し、幼い子供の前で暴力をふるうという、まともな人間とは思えないような、数々の暴力行為を働いています。私はこの事件に関しては、なぎさ容疑者も被害者なんだろうなっていう漢字がしています。勇一郎容疑者が心愛さん・なぎさ容疑者・心愛さんの妹の人生までも狂わせてしまいました。その犯した罪はあまりにも大きすぎます。