sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

石橋被告に懲役23年求刑

神奈川県大井町東名高速煽り運転によって停車させられたワゴン車がトラックに追突されて、夫婦が死亡し、娘二人がけがを負った事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷罪)などの罪に問われた石橋和歩被告(26)の裁判員裁判の論告求刑公判が10日、横浜地裁で行われました。検察側が懲役23年を求刑。弁護側は最終弁論で危険運転致死傷罪について改めて無罪を主張しました。判決は14日に言い渡されるとのことです。
 石橋被告は最終意見陳述で「被害者の方に一生をかけて償っていきます。本当にすいませんでした」と述べました。
 死亡したのは静岡市の萩山嘉久さん(当時45歳)と妻の友香さん(同39歳)。遺族の意見陳述もあり、嘉久さんの母文子さん(78)が出廷。文子さんは「夫婦は殺されたとしか思えない」友香さんの父親も「子たちを残し無念だったに違いない。夫婦の命に見合う刑罰を」と述べました。
 夫婦の長女(17)の意見陳述は検察官が代読しました。「事件のことは考えないようにしている」と言う長女は、父母に会えない現実を突き付けられたら「耐えられない」からだと綴っています。父母の無念を考えたとき、「家族一緒に死んでしまえばよかった」と思う事さえあったそうです。
 陳述に続く論告で検察側は、被告の煽り運転を「執拗喝危険な行為で常習性も顕著」と非難。「娘二人は両親を目の前で奪われ、一生消えない心の傷を負った」と述べました。事故は煽り運転に湯初されたもので因果関係があると強調し、危険運転致死傷罪は成立すると主張しました。強要未遂などでも起訴されており、懲役30年まで求刑できます。
 弁護後側は、ワゴン車を強制的に停車させてから、後続のトラックが追突するまでの約2分間にトラック以外の複数の車が追突を回避していた点を指摘し、煽り運転と事故との因果関係を否定。停車中の事故に危険運転致死傷罪は適用できないと主張しました。同罪が認められない場合の予備的訴因として検察側が追加した監禁致死傷罪についても、弁護側は夫婦らが脱出するのは不可能ではなかったとして無罪を主張。暴行罪のみが成立すると述べました。
 
 どうもこの前から報道されるこの事件の弁護側の主張は詭弁すぎると思うのは私だけでしょうか。誰でも執拗に煽られたら心理的に追い詰められますし、パニック状態に陥るのは容易に想像できます。
 それに高速道路の本線上に停車させれば重大な事故を引き起こすことは、車を運転するドライバーであれば、容易に想像がつくはずで、石橋被告の異常ともいうべき性格が引き起こした事件だと思います。
 もしこれで被告側の主張が全面的に認められれば、被害者家族はもちろんのこと、一般ドライバーも納得しないでしょう。私は裁判所が被害者に寄り添った判決を言い渡すことを望みます。
 
 17歳の少女に「家族一緒に死んでしまえばよかった」とまで言わせた石橋被告。多くの人の人生を狂わせたことの重大性を考えたら、23年という刑期でも軽すぎるんじゃないかと思います。