トルコの最大都市であるイスタンブールにあるアタチュルク国際空港で、現地時間夜10時ごろ(日本時間29日午前4時頃)、大きな爆発が3回あり、地元の報道によると、42人が死亡・239人が負傷する自爆テロがありました。犯行声明は出ていないということだそうですが、トルコの治安当局は、現場の状況や犯行の手口などからIS(イスラム国)によるテロ事件とみて、本格的に捜査を開始した模様です。
利用客数が年間6000万人を超える世界有数の空港で、大規模テロ事件が発生したのは初めてということです。
ユルドゥルム首相は現場を視察後、記者団に対して、「犯人3人が銃を乱射した後、それぞれ自爆した』と初動捜査結果を明らかにしました。首相の説明によると、犯人は空港までタクシーを使い、出発ロビー・到着ロビー・空港駐車場の3か所に分かれて襲撃。自爆前には警察官と銃撃戦になったということです。
年間6000万人以上が利用する空港での自爆テロ。犯人はタクシーを使って空港にやってきたということですが、、犯行グループはかなりの厚着をしていたということで、不審に思わなかったんでしょうか。現に不審に思った警察官が職務質問をしたところ銃撃されたということですので、明らかに異様な格好をしていたのではないかと思います。また、あれだけの乱射をできるだけの弾丸と自動小銃を持っていたのですから、銃口などが見えていたのではないかと思います。