sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

取手中3女子生徒自殺・県の第三者委員会設置へ


 今日はもう一ついじめに関する報道が新聞でなされていました。
 2015年11月にいじめられて苦しんでいる想いを日記に残し、自殺した茨城県取手市立中3年の中島菜保子さん(当時15歳)の父、考宜さん(46)と母淳子さん(47)が、いじめの有無や自殺との関連を調べる県の第三者委員会が近く設置されるのを前に、取材に応じました。いじめを認めなかった市教委の第三者委員会が解散して半年近く。両親は「今度こそ真実を明らかにしてほしい」と語っています。

 菜保子さんが自殺して11月で2年。考宜さんは今も目が覚めるたびに「何かできなかったのかという絶望感」にさいなまれているそうです。菜保子さんの部屋は、お気に入りのぬいぐるみや韓国アイドルのポスター、ノートが置かれた机など当時のままだそうです。
 「いじめがあったのではないか。調べてほしい」両親が訴えたのは、自殺から5日後に菜保子さんの日記を見つけたからだったそうです。「いじめられたくない」「独りぼっちは嫌だ」
 悲痛な訴えを目にした淳子さんは「やっぱりいじめが……。こんなに苦しんでいたの」と驚き、菜保子さんの気持ちに気づけなかった自分を責めたそうです。
 ところが、学校が全校生徒を対象に「いじめの有無」について行ったアンケート調査では、菜保子さんの名前も自殺の事実も伏せられていたということです。「いじめは認められない」と発表されたのは、16年3月に同級生が卒業した直後だったそうです。お二人は不信感を募らせたといいます。
 さらに二人の心をかきむしったのは、市教委が同級生らに「菜保子さんがピアノで悩んでいた様子はなかったか」と聞いて尋ねていたと聞いたことだったそうです。
 2歳の時にピアノを始めた菜保子さんは「ピアニストになりたい」と将来の夢を語っていたそうです。ピアノを専門的に学ぶための東京の私立高校への進学を決めていて、都内の祖父母の家から通う予定だったそうです。2人は「あれほど本気でピアノに取り組んでいたのに、それを苦にして自殺するなんてありえない。菜保子の努力を踏みにじっている」と振り返っています。
 新聞社の情報公開請求で開示された」16年3月16日の臨時市教委の議事録を見ると、「いじめはなかった」とした根拠として、アンケートの聞き取り調査の結果のほかに、もう1項目上がっているそうです。しかし「公にすれば個人の権利を害する恐れがある」として、非開示にされています。考宜さんは「ピアノを原因にしているのではないか。まだ何か隠している」と疑っています。
 考宜さんは「自殺後の市教委の対応が正しかったかも含めて、今度こそしっかりと調査し、真実と向き合う大人の姿を見せてほしい」と求めています。

 この事件でも教育委員会の面々はいじめはなかったと、いじめの事実を揉み消そうとしていますが、ここでいじめ被害者の一人として言わせてもらうと、教育関係者など、教育に携わるすべての人に聞きたいのが、もし自分の息子や娘がいじめを苦にして自殺をして、学校や教育委員会の面々が自分のメンツを守るために、いじめの事実を揉み消そうとしたらどう思うか。それを考えてほしいということです。虐めは犯罪であり、重大な人権侵害です。それを教育関係者によって揉み消されたらどうですか?なんで自分の子供は自殺という道を選ばなければならなかったのか、その真実が知りたいと思うのが親なんではないですか?いじめの被害者は、いじめられている本人も辛いですし、家族も辛く苦しい思いをしているんです。もし自分の子供が自殺したらどう思うのか、そのことをきちんと考えたうえで報告書をまとめてもらいたいと思います。
 また、もう一つ気になったのが、いじめに加担した生徒は今どこで何をしているのかということです。人を殺しておいて、よくのうのうと生きてられるな…。私にはその神経が理解できません。たぶんいじめられた側が悪いとか、いじめてる感覚はなかったとか、まぁ、自分の都合のいいように考えているんでしょうね。