sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

埼玉少女監禁事件・一部否認。

 埼玉県朝霞市の少女(15)が誘拐され、今年3月に2年ぶりに保護された事件で、未成年者誘拐と監禁致傷などの罪に問われた東京都中野区東中野、寺内樺風(かぶ)被告(24)の初公判が27日、さいたま地裁(松原里美裁判長)でありました。寺内被告は誘拐などについては認めましたが、監禁致傷罪については「行動を監視したのは最初の数日から数週間。2年間監視したということはありません」と起訴事実を一部否認しました。
 検察側は冒頭陳述で、監禁の内容を説明しました。寺内被告は自宅アパートで、少女の部屋の出入り口に冷蔵庫などを置き、室内は携帯電話の撮影機能で監視。少女に「私は捨てられた」などと復唱させ、洗脳しようと、植物の種から作った自作ドラッグを食事に混ぜることもあったそうです。
 寺内被告が少女を誘拐したのは2014年3月10日。当時中学1年の少女に「両親が離婚することになった」などとうそを言って、車に乗せて自宅に連れ込み、、今年3月27日まで千葉市や東京都中野区のアパートに監禁し、重度の心的外傷後ストレス障害を負わせたとされています。
 監禁間もない14年4月ごろ、少女は室外に逃げて、近くの公園で女性らに助けを求めましたが対応してもらえず、「寺内被告が言うとおり、もはやだれにも助けてもらえない」と絶望し、被告宅に戻ったそうです。その後寺内被告がドアや窓に錠を取り付けたことなどにも触れて、検察側は少女が心理的にも物理的にも追い込まれていた点を指摘しました。」
 弁護側は、寺内被告が関西地方の国立大付属中学校3年生だったころからいじめを受け、「クラス全員から疎外されていると感じるようになった」と説明。進学した付属高校でも孤立した経験から「社会から隔離された人を観察したいと思うようになった」と主張。寺内被告の精神疾患の可能性があるとして、精神鑑定を求めました。

この事件、当初大きく取り上げられましたね。2年にわたって少女を監禁していたという衝撃的な事実は、世の中を震撼させました。
 いじめを受けて阻害されているように感じたから、社会から隔離された人を観察してみたいというのは、あまりにも身勝手な動機で、情状酌量の余地はないと思います。
 2年間監視したという事実はありません。と述べているようですが、私には自分が犯した罪を少しでも軽くしようとしているようにしか思えません。実際に錠を取り付けて逃げられないようにして、外部からの情報も大幅に制限されたものしか与えなかったということで、少女が被った精神的・肉体的苦痛は想像を絶するものだろうと思います。検察側の求刑通りの刑罰が下されることを願います。