強化指定を受ける未成年のスノーボードの2選手が大麻を使用していたことが発覚したスキー連盟は27日、都内で臨時理事会を開き、実質的な『除名』処分を下しました。2選手はスノーボード・スロープスタイル選手であることが公表されました。
記者会見を行った古川年正専務理事は、2選手に対して①無期限の連盟会員登録の停止②無期限の競技者登録の停止③連盟強化指定選手の取り消し④JOCオリンピック強化指定選手の解除という4つの処分を下したことを発表しました。弁護士でもある高山崇彦理事は「既定の中にある中では最も重い処分。実質的には除名にあたる」と説明しました。
未成年であることから、氏名などは公表しないとしました。
連盟では今年に入り入手した情報を基に、調査チームを立ち上げ、調べを進めてきました。選手1人は昨年冬のアメリカコロラド州での遠征中に参加した知人のパーティーで外国人から大麻を渡され、使用。もう一人は調査チームのヒアリングを2度拒否。その後、任意の話し合いには応じ、大麻の使用を否定しましたが、毛髪検査の結果、大麻の成分が検出されたということです。
今回の処分により、全日本連盟・世界連盟が主催する大会には出場できませんが、海外のプロ大会などには出場できるということです。