sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

内田前監督・井上前コーチ、永久追放へ

 日大アメフト選手による危険タックル問題について調査した関東学生連盟は29日、内田正人前監督(62)と井上奨元コーチ(29)を最も重い除名処分(事実上の永久追放)にしたと発表しました。森琢ヘッドコーチは資格剥奪(登録抹消)、危険タックルで関西学院大学の選手を負傷させた宮川泰介選手(20)とチームについては、今期の公式試合出場停止処分としました。宮川選手とチームについては、再発防止策などが理事会で承認されることを条件に処分を解除するとしています。

 関東学連は危険タックルについて、内部の理事らで構成する規律委員会を設置。関係者の聞き取り調査に基づき、重い順から①除名②資格剥奪③団体活動の一時的または無期限の停止などの罰則規定の適用を検討してきました。この日は都内で臨時理事会を開き、規律委員会の報告を基に処分を検討してきました。日大側は異議申し立てをすることができ、除名処分は加盟チーム代表や理事らによる社員総会の承認が必要となるそうです。
 両行の定期戦で行われたタックルは、試合の映像がSNSで急速に拡散し、注目を集めました。危険タックルを最初に3度の反則を犯して退場するまで放置した内田前監督ら指導陣は選手が悪質な反則をした指導監督責任を問われました。
 批判が高まり、試合から2週間近くたった19日に内田前監督が引責辞任して問題の収束を図ろうとしましたが、22日に宮川選手が実名と顔を公表して記者会見し、内田・井上両氏から反則を始動されたと告白する事態にまで発展しました。具体的説明を伴った内容とは対照的に23日に記者会見した内田・井上両氏は指示を否定して責任を回避することに終始。問題を放置した日大にも批判が集中しました。
 日大は試合からおよそ3週間後の25日、大塚学長が記者会見し、大学として初めて謝罪。さらに今週にも第三者委員会を設置し、調査する方針を固めました。
 被害に遭った関学大選手側は傷害容疑で警察に被害届を提出。警視庁は日大関係者から聞き取り調査を始めており、刑事責任についての有無を慎重に判断する見込みです。
 29日に報告を受けたスポーツ町の鈴木大地長官は「選手の反則行為に監督・コーチの指示があったという事実認定がされた。ある意味組織ぐるみで反則行為が行われた。ゆう瑠されるものではない」と話しています。

 まぁ、真っ当な処分が出されたのではないかと思います。選手に無言の圧力をかけて意にそぐわない選手は試合には出させないなどのパワハラが横行し、コーチ陣も選手も監督に刃物も癒えない状態だったと、現役選手が告発していますが、まさにワンマンな監督だったんでしょうね。選手や部活動・ひいては大学までもコマ扱いして、人事権を掌握していることをいいことに、いいように使っていたんでしょうね。まさにパワハラの典型的な例ですよね。
 それにしてもスポーツ界で、何故このような不祥事が後を絶たないんでしょうか。去年は横綱日馬富士による力士への暴行事件が問題になり、さら遡るとプロ野球選手による覚せい剤問題・バドミントンの桃田賢吾選手をはじめとする違法とばく問題。そして今回の問題ですからね…。恐らく底辺にあるのは勝利至上主義という考えなんだと思いますが、あくまでも学生スポーツは人間形成を学ぶ場であり、勝利に関しては二の次だと思います。スポーツを通して、規範・ルールを守ること・自分のチームの選手を信じ、相手選手に対しては敬意を払う。そういったことを学ぶ場だと思います。
 確かに内田前監督は、監督に就任してから結果を出したのかもしれませんが、事実上、恐怖政治による支配だったのではないかと思います。スポーツの中でこのような恐怖政治は絶対にあってはならないことだと思います。結果を出すためには何をやってもいいのではなくて、結果を出すためにみんなで努力することが大切だと思います。
 その一方で、反則をしてしまった宮川選手やチームに対しては、寛大な処分をお願いしたいですね。